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  研究テーマ2についてはここに書き込め

01: 名前:白砂 青松投稿日:2002/12/24(火) 08:03
 7七桂戦法の研究テーマ テーマ2
http://www.hakusa.net/shogi/77kei/kadai/index.html#tema02
 についてのご意見などを募集します。

 いい手があったら書いて下さい。お願いします。

02: 名前:塚本投稿日:2002/08/20(火) 13:19
 テーマ1の方はまだ考慮中です。
 テーマ2の方は明快な解答を用意しました。

 86歩・同歩・同飛に87歩がどうでしょうか。88銀では?
 この銀は本来玉側に寄せて使いたいところですが、後手が飛先交換をしている=8スジからの逆襲が狙える(85歩〜86飛)という点を重く見て、ここは銀を左に上がってみたいところです。
 これならいつでも85で相手の飛先を止められますから、桂頭も怖くありません。
 左銀の活用に手数が掛かる点が難点ですが、玉を囲った後に85歩〜86飛車〜76銀とすれば良いでしょう。

 88銀の瞬間の74歩には、64歩・同歩・同飛。以下63歩なら74飛とします。
 83角から馬を作られるのが嫌みですが、先手にも85歩〜87銀の飛車殺しが残っていますから相当でしょう。
 74飛以下、73銀には75飛とします。この後飛車を追われても、45飛車が先手になりますから大丈夫。

 88銀に82飛として次の74歩を狙われた場合は、すぐに64歩・同歩・同飛と牽制してどうでしょう。(55角には69飛)

 どの変化でも、後手の駒が前に出てきていないので、特に怖い変化にはならないと思います。

 後は45角のスジにさえ気を付けた駒組をすれば、結局は一局の将棋になると思います。

03: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 13:20
 わざわざすまん。

>  86歩・同歩・同飛に87歩がどうでしょうか。88銀では?

 ということなんだけど、その瞬間に△4五角というのはどうだろうか?
 狙いは△7八角成▲同飛△6七金▲2八飛△8七歩。
 △4五角に▲8七歩はありそうだけど、△8四飛と引いておいて次に角切り〜△6七金〜△5四飛。
 結構うるさいんだよなぁ。

04: 名前:塚本投稿日:2002/08/20(火) 13:20
 いきなりの45角への対処を書いてませんでしたね。

 58金でどうでしょう。
 以下27角成りには、85歩とします。87銀と82角との両狙いが残るのでこれは先手良しでしょう。

 問題は78角成・同飛・87歩・79銀・88金のスジ。
 以下、95角でどうか。
 82飛には84歩(金の質があるから飛車の詰めよ)があります。
 ただ、78金・同銀・88歩成・67銀・79飛・48王・78と・・・、で悪いですかね。

05: 名前:白砂 青松投稿日:2002/08/20(火) 13:21
 この局面だね。

後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩 ・v角 ・ ・ ・|五
| ・v飛 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ 銀 金 飛 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ 玉 ・ 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩

>  以下27角成りには、85歩とします。87銀と82角との両狙いが残るのでこれは先手良しでしょう。

 これは同意。

>  問題は78角成・同飛・87歩・79銀・88金のスジ。

 それがこの局面。

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・v飛 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩v歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・v金 飛 ・ 金 ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 ・ 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角二 歩

>  以下、95角でどうか。
>  ただ、78金・同銀・88歩成・67銀・79飛・48王・78と・・・、で悪いですかね。

 そう思う。
 後手陣が低い形なんで、こっちは手の出しようがない。一ヶ所破られるとそこからイッちゃいそうだ。
 とはいえ▲5八金は気づかなかった。この手の感じは好きなんで(笑)、こういう方向で対策を考えてみる。

 さんきゅ。

06: 名前:塚本投稿日:2002/08/20(火) 13:21
 45角対策が見つかりません。どうもここで受けに回るのはダメそう。
 で、代案。86同飛の瞬間に、捌き合いを目指して64歩。
 んでもって、飛車成りには98角でどうか。
 99竜には43角成り。これで桂取りと61馬〜63歩を見ておく。63歩なら84飛車が幸便過ぎるから、99竜はたぶん無理。
 よって後手は、82竜。それでも43角成り。これは互角でしょう。
 それ以外としたら98同竜くらいですが、これは先手不満無しでしょう。

 苦吟の末にたどり着いた手順ですが、どうでしょう?

07: 名前:将棋おーけー投稿日:2003/01/06(月) 14:11
はじめての書き込みで緊張してます。五番の局面で88金と打ち込まれるのが
イヤとおっしゃっていましたが。瞬間後手の飛車先が激重なので捌けそうな気がします。
たとえば以下68飛79金の瞬間、つぎに歩成られてもまだきびしくないところで
64歩からさばけそうな感じです。具体的な手順はまた考えてきます(それが肝心なのに)

08: 名前:白砂 青松投稿日:2003/01/06(月) 21:39
 はじめまして。

 ▲6八飛ですか!? さすがにそれはちょっと……。
 確かに、▲6八飛△7九金の局面自体はなんでもないんですけど、先手の攻めもなさそうですから。▲6四歩△同歩のあとがどーしても浮かびません。やっぱ後手陣に金銀4枚まる残りですからね。
 それに、次に△8八歩成とされると、その次の△7八とはほぼ確実に先手ですよね。そうすると実質的には△8八歩成▲○○○△8八(8九)飛成とおんなじことなんですよね。そう考えると後手の攻めってそんなに遅くはないんですよ。

 結局のところ、あの形の後手陣にスキがあるかどうかって話になるんですけど。
 ……なさそうなんだよなぁ……(泣)。

09: 名前:disagree投稿日:2003/05/29(木) 23:01
はじめまして7七桂ファンのdisagreeというものです。
いきなり本題ですが、飛先を交換される前に8六歩とつき、7四歩に6五角ではどうでしょうか。
4三を受けさせて、7四歩をかすめとり、次に6七金〜8八飛をねらう順です。
角頭歩戦法の手の応用なのですが、なかなか優秀だと思います。

10: 名前:白砂 青松投稿日:2003/06/02(月) 12:19
 はじめまして。
 土日にちょっと旅行に行ってたもので、遅れてすいません。

 結論から言うと、△7四歩に▲6五角△4二玉(例えば)▲7四角の展開は「ある手」だとは思います。

 ただ。
 △8四歩▲8六歩に△7四歩と突いてくれる保証がないんですよね。
 もちろん、8六歩型でも指せないことはないとは思うんですが、普通の駒組みになった時に、▲8六歩の一手がちょっと厭なんです。うまく6六あたりに角を据えて、▲7四歩△同歩▲同飛△7三歩▲8四飛、とでもなれば1歩得なんですけど(笑)。

 極端なことを言っちゃうと、もし△7四歩からの急戦をされた時に指す手が▲8六歩しかないとすると、これはもう7七桂戦法は8六歩型でしか成立しない、とまで言えちゃうほどの序盤なんですよね、ここは。
 ですから、できるだけ「後手に通常の形に戻された時に、定型の7七桂戦法から外れる手」は指したくないんです。

 なので、▲8六歩、というのは、最後の手段として取っておきたいんですね。
 だからこそ、課題の局面ではあそこを基本図にしたんです。あそこ以外の局面では、後手に通常の形に戻す選択肢も残ってますから。
 都合のいい話で申し訳ありませんが、そこのところをご理解いただければと思います。

11: 名前:disagree投稿日:2003/06/10(火) 22:42
すいませんレス遅れました。
奇襲戦法の狙いの一つは<相手を未知の世界に引きずりこむこと>だとおもいます。
そういう点から見ると、相手が普通の形ではおもしろくないですね。納得しました。
基本図からの対抗手段を考えてみます。
白砂さんも、少数派だから・・・とめげずに研究がんばってください。
僕はそろそろめげそうです(笑)。

12: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/04(土) 17:57
テーマ2の基本図の▽7四歩に対して、何も抵抗せずにじっと▲3八玉と寄っておく手はないでしょうか?

▽7五歩には▲6六飛です。
以下▽7六歩▲同飛▽9四角は▲4六角と切り返し、▽7三歩なら▲6六飛と寄っておけば後手は▽7六歩と打てないので打たせた角をいじめていけば先手が指せそうな気がします。先手の角は▲3六歩と突けば大丈夫そうですし。▲4六角に対し▽9二飛も、▲8六飛と攻め合えば、玉形の差で先手有望ではないかと思います。他に飛車を取り合うのもさすがに先手が得だと思いますし、歩以外の合い駒では二枚換え(王手飛車の筋が無いので多分角の方を切る)で先手優勢でしょう。
▽7六歩のところ▽7二飛も、歩交換後に▲7六歩と一旦局面を収めてから馬を作れば自然と先手が優位に立てると思います。

また、▽7五歩のところで▽7三銀なら、▲8八銀と上がっておき、▽7五歩に▲6七金を見て先手も戦えそうに見えます。先手の8八銀型はお世辞にも良い形とは言い難いですが、後手の7三銀型もそれほど誉められた形ではないと思うので、釣り合いを保っているといえば保っているといえると思います。

それ以外の手に対しては普通に駒組みしていても、もしかしたら▲6四歩と反撃しても良いかもしれません。

僕の棋力では基本図から▲3八玉として先手が悪くなる順は見つからなかったのですが、やはり読み抜けでしょうか? もしこの順が成立するのであれば、この変化で▽4五角等に対し神経を使わずに済むのですが・・・ぜひご指導よろしくお願いします。

13: 名前:白砂 青松投稿日:2005/06/05(日) 23:35
参りました。

△9四角に▲4六角の切り返しは全く見えていませんでした。
凄い有力ですね、これ。

△9四角▲4六角△7六角▲8二角成△4九角成▲同玉の局面も怖いんですが、冷静に見ると後手の攻めは切れてそうですね。△7三歩と打たせて▲6六飛、というのもうまい手順だと思います。

現在、いろいろと研究中なんですが、重箱の隅的な小っちゃい所まで含めていくつか質問させて下さい。

・▲4六角△9二飛には▲8六飛と攻め合う
 具体的な手順を教えていただけないでしょうか?
 白砂が考えた手順は、▲8六飛以下、△7一金▲9六歩△4九角成▲同玉△4五金というものです。金をはがして△4五金というのが意外と実戦的にイヤかなと。
 以下、
 1.▲7二歩は△8五歩▲同飛△4六金▲同歩(▲7一歩成は△7六角▲4八玉△8五角▲同桂△7七歩で、△5七金▲同玉△5九飛を狙う)△7二飛
 2.▲4八玉は△4六金▲同飛△7二飛▲7六歩△3二金▲6八銀以下駒組み
 というものです。

・△7五歩▲6六飛△7二飛は▲7五歩△同飛▲7六歩から馬を作る
 △7二飛▲6四歩△同歩▲8三角、という感じでしょうか?

・▲3八玉に△7三銀の場合、▲8八銀と上がる
 ▲6六飛だとどういった手があるのでしょうか?

 いろいろすいませんがお願いします。
 △7五歩を突かれても大丈夫、というのに全く気づかず、かなり今衝撃を受けているところです。
 ひょっとすると、この形に限らず、意外と桂頭は無事なのかもしれません。7七桂戦法の大局観が変わるかもしれないわけで、ホント驚きました。

14: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/10(金) 23:56
返信遅れて大変申し訳ありません。

正直、驚いたのはこちらのほうです。僕は棋力が低いため、自分の穴だらけの研究をお叱りいただくくらいのつもりで投稿しておりました。まして有段者の白砂さんにここまで評価していただけるなどとは思ってもみませんでした。そのため、僕の回答には少なからず頼りなさを感じられることとは思いますが、そのあたりはお許し願いたいと思います。

・▲4六角▽9二飛には▲8六飛と攻め合う順について
これについては白砂さんが考えた順の途中、▲9六歩のところを一旦▲4八金としておいてはどうでしょうか?
これなら角切りの強襲の筋も無くなりますから、以下後手の角をいじめればよいと思います。▽7六歩がちょっと嫌な感じですが、これは▲6八銀とすれば、後々▲7二歩などの筋もあって一時の駒損は解消できそうですから玉形の差もあり先手有望と見ています。▲9六歩の催促は、後手から大した攻めは無さそうなので急がなくてもいいと思います。

・△7五歩▲6六飛△7二飛は▲7五歩△同飛▲7六歩から馬を作る
これについては白砂さんがおっしゃった通りの順です。▽7二飛以外の引き場所であれば▲8二角ですかね。また▲8三角から馬を作らなくても▲6四同飛から▲8四飛の転回でも先手が指せそうです。

・▲3八玉に△7三銀の場合、▲8八銀と上がる
▲8八銀で▲6六飛ならどういう手があるか、ということですが、これはテーマ2の基本図の▽7四歩に対しすぐに▲6六飛と上がった場合と結局は同じ局面になってしまいそうです。▽4四銀から▽8四角を狙われて先手悪そうであるということが書いてありましたので▲8八銀と改良(できているかどうかはわかりませんが)してみました。

ここで一つ補足しておきたいのですが、▲4六角に対し▽8四(8三)飛と一旦浮いておく変化に対しては、陣形の差を生かして▲8六飛と飛車交換を挑むのと、▲6六飛と寄っておき、▽7六歩に▲9一角成▽7七歩成▲同金とする順の二つが今のところ検討候補です。
ただ、▲4六角を生かすならやっぱり後者ですかね。

このような感じでしょうか?まだ書き忘れている変化もあるかもしれません。また読み抜けも多々あると思うので、何卒ご指導よろしくお願いします。

15: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/11(土) 00:02
連続投稿して申し訳ありません。
上の「ここで一つ補足して〜」の部分は行間をあけて書いたつもりでした。「▲8八銀で〜してみました。」までの文章とは別の話題なので、すみませんがご了承ください。

16: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/12(日) 09:50
3連続投稿して申し訳ありません。一つ訂正したいことがありましたので。

・▲4六角▽9二飛には▲8六飛と攻め合う順について
大駒の働きの差を生かし▲4八金として桂損するのはやはり自信ありません。白砂さんご指摘の▲9六歩のほうが良さそうです。▽4五金に対しては僕は2の順がよいような気がします。

すみませんがよろしくお願いします。

17: 名前:白砂 青松投稿日:2005/06/19(日) 10:48
 ありがとうございました。

 えーっと、まずは軽く事務連絡から(笑)。
 投稿の際、きちっと枠のところで改行していただいているようですが、実はそれだとかえって綺麗に表示されません。ブラウザの文字を大きく表示していただけると判ります。
 改行は、本来の意味での改行のところだけにして、1行はそのままダラダラ(笑)1行でお願いします。

 で、本題ですが、

1.▲4六角△9二飛▲8六飛の攻め合い
 やっぱり桂損するとあとが苦しそうですね。
 △5四桂から△4四銀とムリヤリ角を追われるとどうもいけません。
 駒組みに持ち込んでどうか……というところで、その後の展開をなんとなく考えてます。

2.馬作り
 1歩損をして馬を作る、というのがどうも感触が悪いんですよね。
 戦いになれは歩1枚くらいどってことないんですけど。

 例えば、▲8三角に△6三銀とされるとどうか?
 ▲7二角成△同金▲2八玉には△8四角▲6七飛△4五角といった強襲も気にかかります。
 といって▲5六角成も、普通に△4二玉と囲われると、どうも手が出しにくい感じです。

 もちろん、馬の力も大きいので(特に5六という位置は安定してます)、先手も十分にやれるとは思うのですが……。

 今考えているのは、△7二飛▲7五歩△同飛に▲7六歩ではなく、▲6四歩が利かないか? ということです。
 △6四同歩▲同飛△7六歩は▲6三歩△7三銀▲6五飛といった技が利きそうです。受けるなら△5五角でしょうが、▲8六飛と回ってどうか?
 ・△8五歩▲同飛△同飛▲同桂△9一角成▲8三飛△5五馬▲8一飛成△6四馬▲8二角……
 ・△7七角成▲8一飛成△7八馬▲6三歩成△7一金打(△6三同銀は▲8四角の王手飛車)▲6二歩成△同金上▲8六龍△7七飛成▲7八銀△同龍▲4八銀……
 いずれも勝っているような気はしますが……という感じでしょうか。

3.▲6六飛ではなく▲8八銀
 なるほど、了解しました。確かにこの方が堅実ですね。

 まだまだ研究段階ですのでご助力をいただきたいですが、現在の研究成果はこんな感じです。
 指し手が多くてすいません。もう少しまとまったら、図面つきで解説したいと思いますので、それまでご辛抱を。

18: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/22(水) 21:48
返信ありがとうございます。
毎度毎度遅くなって申し訳ありません。

なるほど・・・一行ダラダラ書いてしまっていいんですね(笑)。他のHPの掲示板で一行ダラダラ書いてかなり横太にしちゃったことがありますので、同じような惨劇を生まないように気を使っていたのですが、無用な心配のようでしたね;すみません。

それで、本題ですが・・・

1.▽5四桂から▽4四銀と角を無理やり追い払うのに対しては、始めは▽4四銀の瞬間に▲7二歩▽同角▲4四角▽同歩▲8三銀でどうかと思ってたんですけど、▽4四銀の前でも何でもどこかで一旦▽8五歩と叩かれるとこの順は成立しないと気づき、訂正しました。
それと、駒組みに持ち込む順を研究されているということですが、研究途中のもので構いませんので、先手としては具体的にどういった構想で駒組みをしていけばよいのかを教えていただけないでしょうか?右銀だけでは駒組みしようにも薄い囲いしかできないような・・・後手の駒組みによっては持ち駒の金を4九に埋めたりする形になるのでしょうか?

2.これについては僕自身がとりあえず馬を作っておけば歩損でも少なくとも先手に不満は無いだろうし、互角以上になればいい・・・と考えていたので▲6四歩と踏み込む勇気を持てなかったのですが、これを見る限りでは攻め合い勝ちしてそうな感じですね。

19: 名前:北の白砂流投稿日:2005/06/23(木) 04:12
初めて投稿します。北海道で白砂流を使っているものですが、この研究テーマについて、
似たような実戦例があったので質問を。△7五歩▲6六飛に対して△7二飛ではなく、
▲9四角では?以下△4六角▲7三銀△7五歩▲8四飛の局面では今度こそ△7六歩が
受けづらそうな気がしますが・・・。この局面での△8六飛は▲同飛△同飛▲4九角成が
決まってしまいますし・・・。また後術の△7三銀▲8八銀△7五歩▲6七金の
瞬間にも△9四角と打つ手がありそうですがどうでしょうか?

20: 名前:Zephyros投稿日:2005/06/23(木) 20:09
先に▽9四角ですか。見えていませんでした。
個人的な意見としては、最初の▲4六角〜▽8四飛のときに、▲8六歩▽7六歩▲8五歩と進めば先手も戦えそうに見えますが、どうでしょうか?
次の△7三銀▲8八銀△7五歩▲6七金△9四角に対しては・・・よくわかんないです;▲6七金か▲8八銀のいずれかで変化するしかないんですかね・・・?

21: 名前:白砂 青松投稿日:2005/06/23(木) 21:45
 北の白砂流さんはじめまして。
 実は7七桂戦法の源流は北海道にありまして(笑)、いや、立石流などの形すべてが……というわけではないんですが、駒澤大学将棋愛好会でこの形を指し始めたのが、駒沢苫小牧の学生さんだったんです。

 さて、とりあえず北の白砂流さんにも事務連絡を一つ。

 投稿の際、きちっと枠のところで改行していただいているようですが、実はそれだとかえって綺麗に表示されません。ブラウザの文字を大きく表示していただけると判ります。
 改行は、本来の意味での改行のところだけにして、1行はそのままダラダラ(笑)1行でお願いします。

 コピペかい……(爆)

 で、本題ですが、最初の△9四角はZephyrosさんの言うように▲8六歩が利くので先手がいいと思います。
 手順をきちんと書くと、△9四角▲4六角△7三銀▲7五歩△8四飛▲8六歩△7六歩の時に▲8五桂と跳ねられます。以下、△8二銀▲7六飛となれば、先手は歩得ですし、あとは▲9六歩から角をいじめていけばいい将棋になります。

 次の△7四歩▲3八玉△7三銀▲8八銀△7五歩▲6七金△9四角の話ですが、確かにこれは少し先手が苦しいと思われます。
 敢えて受けるなら△9四角に▲5八角ですが、△7四銀▲6六金△7六歩▲同金△7五歩▲6六金△5八角成▲同金△4二玉となると、桂頭こそ守れているものの先手陣はバラバラです。

 そこで、△7五歩には▲6七金ではなく、やはり▲6六飛を推したいです。
 これだと、△9四角には▲6七金△7四銀▲6四歩と逆襲できます。△7四銀、という形が厚いので、それは避けたいんですね。

 もっとも▲6六飛には△9四角と打たないかもしれませんが、そこらへんまではまだ研究していないので、乞うご期待&ご助力よろしくお願いしますということで一つ(笑)。

22: 名前:白砂 青松投稿日:2005/06/23(木) 22:24
>>18
ホントに研究中のものなのでアレなんですが、とりあえず基本図をここにします。

後手:後手
後手の持駒:角 歩二
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂v金 ・v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・ ・v飛v銀 ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 歩 ・ 歩 ・ ・ 飛 ・ ・ ・|六
| ・ 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 銀 ・ 玉 ・ ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ ・ ・ 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手:先手
先手の持駒:角 金
手数=41 ▲6八銀 まで

 ここから、△4二玉と△4一玉とに分かれます。

 △4二玉の場合、△5四歩と突いた瞬間にこちらも▲7五歩と突けます(△7五同飛は▲8六角で王手飛車)。これは△3一玉△2二玉とここまで囲わないと解消されませんので、こちらも▲6七銀▲5八銀とでき、少し固くなります。で、△2二玉の瞬間に▲6四歩△同歩▲8三角と馬を作ります。
 手順を書くと、△4二玉▲6七銀△3一玉▲5八銀△2二玉▲6四歩△同歩▲8三角△8二飛▲5六角成です。
 以前、「1歩損してまで馬を作るのはどうか……」と言ったんですが、この場合は、

1.△2二玉となっているので、△6三銀▲7二角成△同金の飛角交換は直後に▲4一飛がある
2.△8二飛しかないとすれば、▲5六角成がまた▲8三金の先手。よって、▲5六角成△6三銀▲6七馬として、次に▲7五歩と突ける

 といったメリットがあるために成立すると考えます。

 △4一玉は前述の展開を避け、早めに△5四歩から△5三銀を急いで飛車を圧迫する狙いです。
 しかし、△5三銀の瞬間にやっぱり▲7五歩があるのでいけません。どうしてもとなったら△4二金としてから△5三銀ですが、それなら先手も十分です。△4二金型では、固い囲いは作れませんから、▲2八玉▲3八銀▲4九金と美濃を作ってから▲7五歩△同飛▲8六飛を狙います。いったん▲6六飛として、▲4六歩と突ければより効果的かもしれません。

 大体こんな感じです。
 非常に漠然とした局面になるので「方針」を決めることが重要なのですが、基本図では歩損もしていないので、うまく捌ければ先手が十分になる……と思います。

23: 名前:北の白砂流投稿日:2005/06/27(月) 09:17
返信ありがとうございます。前の記事にあるのに自分でやってしまうなんて……(爆)

で本題ですが、ご指摘のとおり最初の変化は居飛車が悪そうですね。どうも▲4六角が利いていて、このタイミングでの△9四角はなさそうですね。

次に△7四歩▲3八玉△7三銀▲8八銀△7五歩に▲6七金ではなく▲7五飛では?というお話ですが、これは白砂さんの言う通り△9四角は打ちません。(笑)ただ今度は単純に△7六歩▲同飛に△9四角と打つ手があるのでは?今度こそ受けが難しそうな気がします。もしこれで受けがないとすれば、△7三銀の段階で▲6四飛の一手になってしまうのでしょうか?難しいところですね。

24: 名前:北の白砂流投稿日:2005/06/27(月) 09:21
すみません。棋譜、間違えました。▲6七金▲7五飛→▲6七金▲6六飛 △7三銀▲6四飛→△7三銀▲6六飛です。

25: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/02(土) 20:39
なるほど、駒組みの手順、参考になりました。ありがとうございます。

で、△7四歩▲3八玉△7三銀▲8八銀△7五歩の順についてですが、これは北の白砂流さんご指摘のように▲6七金には先に▽9四角、▲6六飛には単純に△7六歩▲同飛に△9四角と打たれると先手が苦しそうです。

そのため、▲8八銀に代えて▲9六歩ではどうでしょうか?これならいずれの変化になっても▽7六歩の瞬間に▲9五歩と突いて勝負できます。具体的に手順で記すと、▽7五歩▲6六飛の後、
1.▽7六歩▲同飛▽9四角▲6六飛▽7六歩▲9五歩▽7七歩成▲9四歩▽7八と▲同銀
2.▽9四角▲7五歩(ここで▲9五歩も有力と思います。以下▽7六角なら先手は歩切れですが後手の角も窮屈です。ただ自信はありません)▽7六歩▲9五歩以下1.と同じ
といった具合に進行することが予想されます。歩の損得を考慮の外に入れれば後手が二枚換えの駒得ですが、先手の二枚角も大きく、また金桂では後手から先手玉に迫る手段に乏しいので、これは互角以上に戦えるでしょう。

これで解決できればいいのですが・・・ご指導よろしくお願いします。

26: 名前:北の白砂流投稿日:2005/07/07(木) 14:30
こちらこそいつも参考にさせて頂いています。あまり結果に結びついていませんが……(爆)

で、△7四歩▲3八玉△7三銀▲9六歩△7五歩▲6六飛の順ですが今度は△7六歩や△9四角にかわって△8六歩が成立してしまうのではないかと。以下▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛△同飛▲同歩
▲同歩にかえて▲8八銀でも△8七歩成▲同銀△8六歩▲9八銀△8七角。でほぼ潰れそうです。

あるいは今週の週間将棋にのっていたように▲9六歩に単純に△3三角ではどうでしょうか?週間将棋にのっている形より飛車先が切れている分、また次に△7五歩をみられても難しいそうです。

やればやるほど難しい形ですね。

27: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/09(土) 00:09
ご指摘の△7四歩▲3八玉△7三銀▲9六歩△7五歩▲6六飛△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△7六飛に対してですが、▲7六同飛と取る必要はあるでしょうか?冷静に▲6九飛と引いておけば次の▲6四歩からの捌きが楽しみですから。後手の△7六飛型はかなり窮屈な不越し飛車ですのでこうなるとほぼいない駒です。
それと△3三角と打たれる変化については、僕は週間将棋は読んでいませんので具体的な手順がわからないのですが、教えていただけないでしょうか?素人目には▲6八銀くらいでもいいように映るのですが・・・お手数ですがよろしくお願いします。後手に3三銀を保留された時の変化だと思うのですが、この場合先手に▲3八玉の一手が入らなくなるため結局△4五角の強襲も警戒しないといけないみたいですね。

28: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/09(土) 10:10
すみません、ミスがありましたので訂正します。▲6四歩から捌く→▲6七金からの飛車殺し、▲6八銀→▲8八銀(△7五歩には▲6七金)です。

29: 名前:白砂 青松投稿日:2005/07/10(日) 10:58
「週刊将棋の手順」は、こういうものです。

後手の持駒:なし
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金 ・v金v銀v桂v香|一
| ・v飛 ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v銀v歩v角v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・v歩 ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角

 これが△3三角と打ったところ。

 以下、△3三角▲5八金△3二銀▲6七金右△3一玉▲7六金△5二金右▲6七金△9四歩▲6九玉△2二玉▲7八玉という驚愕の手順が繰り広げられます。解説によると、公式戦で何回か出た形で、手厚いと見るか愚形と見るかは好みが分かれそうだがこれで一局、とのこと。
 とりあえずこの形にする気にはなりませんけどねぇ……(笑)。

 現在、メインマシンで激指4を交えつつ検討、サブマシンでいままでのまとめ……といった感じの作業をしています。
 実はテーマ1からまとめようと思っていたらそちらで新手を思いついたので、それを検討していたら時間がかかってしまいました(笑)。

 ▲9六歩は面白い手だと思います。
 >>26の手順は、>>27の通りで少し先手がよさそうですね。△7六飛▲6九飛のとき△8六歩が気になったのですが、▲6七金と強気に指してなんとかなりそうです(微差でしょうが)。

 また、△7三銀▲8八銀の手順ですが、△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角▲4六飛△7六歩▲4三飛成△4二金▲4六龍△7七歩成▲同銀の局面も、桂損ながらこれはこれで実戦的かな……なんて思ったりもしてます。まぁ実際には指さないでしょうけど、角を手持ちにできること、後手に角を打たせていること、先手が龍を作れていること、持歩が多いことなど、意外と好条件なんですよね。桂一枚の損もデカいんですけど(笑)。

 実際のところ、△7三銀に素直に▲6六飛だとどうなんのよ? というのも気になります。このままこれでよければ簡単ですしね。
 ただ、これは駒組みの微妙な違いが10手後くらいに響いてきそうなんで、研究は大変かもしれません。
 まずは今までの形を潰して、それから……というのが順序になりそうですかね。

30: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/10(日) 17:05
ありがとうございます。
▲5八金〜▲7八玉の順はたしかにちょっと指す気がしないですね(笑)。手厚いといえば手厚いですけど、既に作戦負けに見えて仕方がないです;。

それと、△7六飛▲6九飛のとき△8六歩が気になったとのことですが、強気に▲6七金と上がらなくても無視または手堅く▲8八銀でも飛車は手順に捕獲できそうに見えるのですが、どうなのでしょうか?

31: 名前:白砂 青松投稿日:2005/07/10(日) 22:06
 無視して▲2八玉は考えなかったですが、▲8八銀だと△4五角があります。
 おそらく▲6八金とかわすしかないと思いますが、△3五歩とされるとなんとなく玉頭が不気味です。

 いや、不気味なだけかもしれませんけど……(笑)。

32: 名前:白砂 青松投稿日:2005/07/15(金) 18:52
 研究をしていたところ、いやーな筋が見つかりました。

 >>19の手順中、▲3八玉△7五歩▲6六飛△9四角▲4六角△7三銀▲7五歩に、△8四飛ではなく△7六歩と攻め合う手が利きそうです。
 以下▲7四歩△7七歩成までは一本道で、ここから、
1.▲7三歩成△5四桂▲8二と△6六桂▲7七金△4九角成▲同玉△6九飛▲3八玉△5八桂成
2.▲7七同金△5四桂▲7三歩成△4六桂(王手)▲同飛△7三桂

 いずれも、先手が苦しそうです。

33: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/16(土) 16:32
ありがとうございます。

1や2のように進むと先手悪そうですね・・・僕には打開策は見つかりません;

最近では▲3八玉と寄る手が甘いと考え、これに代えて▲9六歩ではどうかなあ、と考えています。じっくりした駒組み合戦になっても端攻めの含みもありそれほど無駄な手にはならないと思いますし、とりあえず△9四角を牽制することはできていると思います。また、△4九角成▲同玉となったときにせっかく玉を寄った手が無駄になってしまいます。こうなる変化も多いので同じことなら別の場所に手をかけたいところです。△4五角〜角切り〜△8八金の強襲の筋は残りますが▲6九角で一応大丈夫そうですし、そもそも△2二銀を保留されていると後手の攻めが一手早くなるのでその変化にも備える意味合いもあります。

34: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/19(火) 21:47
失礼しました。△2二銀保留で一手早くはならないことを忘れていました。念のため訂正させてください。

35: 名前:Zephyros投稿日:2005/07/30(土) 13:14
第26図からは▲3八玉として問題は無いと思います。以下▽4二玉に▲6九飛と下段飛車に構えてはどうでしょうか?

この手を直接咎めるなら▽7五歩でしょう。しかし、これは▲6六飛▽9四角▲7五歩▽7六歩▲9五歩(ここで▲4六角は▽5四桂が残るので損な気がします)というおなじみの順で先手が指せるわかれと思いますから、まるまる一手損でもそれほど気にはならないでしょう。この手が後手まずいとなれば普通に駒組みするしかないわけですが、それなら▲6八銀から左銀の応援が間に合います。これは8筋逆襲や6筋突破といった狙いをもって指せばよく、先手不満なしでしょう。場合によっては先手陣は▲6七銀〜▲5八銀〜▲6七金〜▲4六歩まで発展させられますから、指す手には困らないですし。

そもそも▽7四歩型に対して浮き飛車は相性が悪そうに思えるので僕としては下段飛車に構えたいのですが、この順は成立しないでしょうか?ぜひご指導よろしくお願いします。

36: 名前:灯台将棋投稿日:2005/08/03(水) 23:49
こちらのスレッドでは初めましてです。
テーマが更新されてるようでしたので読んでみました。もし的外れなこと言ってるようでしたらごめんなさい。20手目△7四歩(基本図)から▲3八玉とした局面で後手が攻めあわずに△4二玉や△5二金右とした場合に先手はどういう方針で指したらいいのでしょうか?

37: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/05(金) 23:45
すいません、No.35の棋譜、一手間違えていました。第26図から▽4二玉▲3八玉です。▽4二玉と書いてあるところは▽3二玉に訂正させてください。

38: 名前:北の白砂流投稿日:2005/08/08(月) 22:25
▲3八玉▽4二玉に▲6九飛に▽7五歩▲6六飛に▽9四角ではなく▽4四角ではどうでしょうか?以下▲4六飛▽8六歩▲同歩▽同飛▲8七歩▽7六飛ここで▲同飛▽同歩は振飛車不利なので▲4四飛▽同歩▲6七金かな?▽6九飛あるいは▽8八歩などここからは研究中ですが居飛車側はなにも▽9四角にはこだわらす、灯台将棋さんのように指される場合も考えなければなりませんね。あるいは▲6九飛に対して先に▽4四角と打つ場合は?今度こそ▲7五歩があるので守るとすれば▲8八銀以下▽7五歩▲6七金▽7六歩▲同金▽7五歩▲同金▽8六歩▲同歩▽同飛▲8七歩▽6六飛あるいは▽4四角▲8八銀とさせておいて普通に3二玉とされても左銀が遊んでしまってなかなか大変そうです。

39: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/09(火) 21:44
ありがとうございます。


とりあえず考えたことや疑問点を述べたいと思います。
まず1.▽4二玉▲3八玉▽3二玉▲6九飛に▽7五歩▲6六飛▽4四角▲4六飛▽8六歩の順。ここで▲8八銀だとどういった手があるのでしょうか?後手が4四に角を手放してくれたので左銀をこちらに上がるのもそれほど腹は立たないように思えるのですが・・・。
また、普通に▲8六同歩とした場合の手順は一応今のところ「〜にて難解」としかいえないですね。

次に、2.▲6九飛に対して先に▽4四角の順。▲8八銀と上がる必要はないのでは?自然に▲6八銀がいいと思います。以下▽7五歩は▲6七銀でなんでもありませんし、後手が攻めてこないのであれば打たせた角をいじめれば先手大いに有望ではないでしょうか。

40: 名前:灯台将棋投稿日:2005/08/10(水) 23:21
話に沿って手順を考えたつもりですが、的外れなら御免なさい。

△7四歩(基本図)から▲3八玉でも▲9六歩でもほぼ似た手順ですが…
1.▲3八玉なら以下△4二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角
2.▲9六歩なら以下△4二玉▲3八玉△3二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角

後手の方針としては▲6九飛に対して△5二金右のような手でも良いと思いますが、話が広がりますので△7五歩と突いたとして▲6六飛には△7六歩として▲7六同飛の一手に△9四角が直接飛車取りで後手が戦えそうな気がするのですが…。

41: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/13(土) 16:03
1も2も今までと玉の位置が違うだけなので結論は変わらないと思いますが、一応。

1の場合、この順なら▲4六角の切り返しが利きそうなので先手が指せるわかれだと思いますが、手順中△7六歩▲同飛△9四角のところ▽9四角と先に打つ手があるのでこれは先手が厳しそうです。
▲9六歩が入っていればまるで違います。上記のように先に▽9四角なら▲7五歩▽7六歩に▲9五歩が角に当たりますから。といって、2の順のように△7六歩▲同飛の交換を入れてから△9四角でも、以下▲6六飛と逃げれば、△7六歩▲9五歩でこれも先ほどの順と先手の7筋の歩が切れているか否か、また後手が歩切れか否かの違いだけなのでこれも先手有望のわかれではないでしょうか。以下は△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀くらいでしょうか。駒割り自体は後手が二枚換えでいいですが金桂の使い道がなさそうですし、先手の二枚角の威力の方が高いのでは、という大局観です。というわけで、今のところ△9四角を防ぐために▲9六歩は必要な一手、という結論になっています。

こういった序盤早々のドンパチになれば先手十分だと思うのですが、むしろ玉頭位取りとかに普通に組まれた場合のほうが問題だと思うんですよね。先手は端に既に一手かけており、さらに左翼のツノ銀の布陣を作るのに3手必要ですから、これが後々どう響くのか。かといって浮き飛車に構える気はしないですし・・・

42: 名前:灯台将棋投稿日:2005/08/13(土) 19:24
スレNo40の手順2.▲9六歩△4二玉▲3八玉△3二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角と進み、さらにZephyrosさんご指摘の手順どおり▲6六飛△7六歩▲9五歩△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀の形勢判断ですが…

ここで△7七歩と打ち▲同銀なら△8七飛成なので、▲9三歩成△同香▲同香△同桂となり、ここで▲7七銀でも銀を逃げても△8七飛成が防げないので後手としては(他に更にいい順があるかも知れませんが)これでも満足と思います。

43: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/14(日) 14:31
▲9三歩成△同香▲同香△同桂に▲8六香△8五歩▲7七銀と進むとどうでしょうか?これは不満なしと思います。
よって、▲9三歩成には△同桂と応じるでしょう。これは▲5五角とか▲9三同香成とか色々考えてみましたが、ちょっと大変そうですね・・・すいませんでした。△7三銀と上がっていない形であれば、やはり当初の研究どおり△7六歩▲同飛△9四角に▲4六角と切り返すのが有力みたいですね。先に△9四角のときと違って後手が歩切れにならないので△7七歩が利きそうですし・・・。
逆に早めに△7三銀と上がっている形であれば、△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角▲6六飛△7六歩▲9五歩でいいと思います。以下同じように進んで▲9三歩成に△同香でも△同桂でも、▲9一角と打てば後手の飛車を8三に固定できますので。

44: 名前:灯台将棋投稿日:2005/08/14(日) 19:11
まず▲9六歩△4二玉▲3八玉△3二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角▲6六飛△7六歩▲9五歩△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀△7七歩▲9三歩成の続きで、
1. △9三同香▲同香成△同桂▲8六香△8五歩▲7七銀以下例えば、△7二飛▲7六歩△8六歩▲同歩△2四香▲9四歩△7八金▲6八銀△5四桂▲6七飛△6六香(▲9四歩以下もう少し先手にマシな手順もあると思いますが…)の展開で後手不満ないです。
2. △9三同桂でも悪くないと思いますが私なら△9三同香選びたいところです。(現時点では)

次に▲9六歩△4二玉▲3八玉△3二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角に▲4六角の場合ですが、後手も攻め合いで△7六角▲8二角成△4九角成▲同玉△7六歩▲5五馬△7七歩成▲同馬△3五桂…で後手不満ないと思います。

また△7三銀のパターンですが、過去レス手順を参考にすれば、△7四歩(基本図)以下▲3八玉△7三銀▲9六歩△4二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角▲6六飛△7六歩▲9五歩△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀△7七歩▲9三歩成△同香▲同香成△同桂▲9一角打△7八歩成…で後手も踏ん張れそう。
(但し△9四角に▲2六飛という変化もある。)
(手順が長くなってきたので間違いがあればご指摘ください)

45: 名前:白砂 青松投稿日:2005/08/19(金) 20:33
 いくつかあるのでレスしやすく分けて書きます。

■第26図からの攻防について

 △4二玉▲3八玉△3二玉に▲6九飛と下段飛車で、という感覚はありませんでした。△7五歩▲6六飛となるとまるまる手損ですから……。ただ、その展開が先手有利になるのであれば△7五歩とはこないわけで、イコール手損をとがめられることはないし……となると十分に「ある手」ですね。

 実際に成立するかどうかはちょっと脇へ置いといて、その後の展開だけを考えますと、▲6八銀▲6七銀▲8九飛と向かい飛車に構えれば先手も面白いと思います。あとは▲8六歩からグイグイ行く感じですね。
 おそらく後手は歩を受けることになると思うんですが、△8五歩と受けるとのちのち▲8五桂という跳び蹴りが利きそうですし、△8四歩も▲8五歩がありますから効果があるかどうか。まさか△8三歩とも受けにくいし……。
 詳しい手順はまだ詰めていませんが、升田式やメリケン向かい飛車を得意としていた経験から言うと、これは先手が指しやすいと思います。

46: 名前:白砂 青松投稿日:2005/08/19(金) 20:33
■上記変化中、△7五歩▲6六飛に△4四角

 先に△4四角はZephyrosさんから指摘があったとおり▲6八銀で問題なさそうですので、このタイミングでの角打ちだけを検討します(問題があれば言って下さい)。

 これにも、Zephyrosさん指摘の▲8八銀が利きそうです。△7五歩▲6六飛△4四角▲5六飛△8六歩▲同歩△同飛▲8八銀とすれば、今度は△7六飛には▲同飛△同歩▲8五桂があります△9九角成がありませんので話がだいぶ違ってきますね。
 そこから△8八角成▲同金△6八飛(王手金取り)も気になるところですが、▲4八飛とがっちり受けておけばなんとかしのげそうです。それで有利かどうかはちょっと怪しいですが……(笑)。

 また、△4四角には▲4六飛よりも▲5六飛のほうが得だと思います。
 というのも、▲4六飛だと、同じように進んで▲8八銀となったとき、いったん△3五角と出る手があるんですね。
 ▲8七銀は△4六角▲8六銀△5七角成ですし、いったん▲5六飛と逃げても△7六飛▲同飛△同歩▲8五桂△5七角成です。ちょっとした違いですが、これはかなり痛いでしょう。
 上記の変化を避ける意味でも、▲4四飛と切る手はなくなりますが、▲5六飛としておいたほうが無難だと思います。

47: 名前:白砂 青松投稿日:2005/08/19(金) 20:34
■上記変化中、△7五歩▲6六飛に△9四角がらみ

 Zephyrosさんと灯台将棋さんがかなり深く研究してくださっているようですが、少し横から。
 ▲6六飛に△9四角▲7五歩△7六歩の変化は▲9六歩と突いてある分だけ先手が得だと思います。
 また、▲6六飛に△7六歩▲同飛△9四角という手には、▲4六角という切り返しがある、ということだったと思います。よって、>>42以降の手順には入らないはずです。
 単に△9四角の場合、歩切れのため△7七歩と打てません。△7六歩▲同飛△9四角の場合、▲4六角があって先手が有利だと思います(▲9六歩△4二玉の交換があるので、微妙に違うとは思いますが)。

48: 名前:灯台将棋投稿日:2005/08/19(金) 21:28
白砂さん、一応念のためなんですが、>>44の中段の手順=▲9六歩△4二玉▲3八玉△3二玉▲6九飛△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角に▲4六角の場合、後手も攻め合いで△7六角▲8二角成△4九角成▲同玉△7六歩▲5五馬△7七歩成▲同馬△3五桂…という手順例を出してみたんですが、この手順だと後手やれそうに思えるのですが、(1)これでも先手が有利(2)先手に別の応手があって有利(3)私に別の勘違いがある
 ちなみに「歩切れ」云々は私の手順ではないですよね。私も勘違いするので間違っていたらごめんなさい。

49: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/21(日) 17:20
たしかに△7六歩▲同飛△9四角に▲4六角の切り返しが利くという結論だったのですが・・・少々今までの話題からは反れてしまうのですが、基本図以前、飛先歩交換後に△8二飛ではなく△8四飛(8三飛)と引かれている形で同じように進んでいった場合、▲4六角は利かないというのが気になったんです。そこで、どれに対しても対応できるよう、▲9五歩の反撃を本筋と切り替えたかったのですが、以下△7七歩までの順に対抗策が無いのであれば、この順は無筋。となると、△8四飛(8三飛)型に対してはどうすればよいかわからないんです。対抗策がありましたら、ぜひ教えてください。

50: 名前:Zephyros投稿日:2005/08/22(月) 18:14
連続投稿で申し訳ないんですが、基本図から▲9六歩△4二玉▲3八玉△3二玉に▲6九飛ではなく、▲6四歩△同歩▲同飛△6三歩▲6九飛を代案として提案したいと思います。

ただ引き飛車にする前に一歩交換するだけですが、これだと以下△7五歩▲6六飛△7六歩▲同飛△9四角に▲7五飛とかわす手がありそうです。これなら将来の△7七歩が消えますし、6筋の歩が切れている分飛車が広い。これを咎めるなら△7四歩でしょうか?以下▲同飛△7三銀▲4六角?といった感じの進行になる(?)と思うのですが、僕の偏見では先手も十分戦えるのではないかと思います。
あとは▲6四同飛に、△6三歩を打たずに△7五歩もありそうですが、これも▲6六飛△9四角に▲6四角でも、▲9五歩△7六角▲4六角でも、先手よしではないでしょうか?
他には△4二玉や△3二玉のところで△7三銀と早めに上がって飛車の捌きを阻止しておく手も考えられます。ですが、この△7三銀は駒組みになればほぼ確実に遊び駒になります。そのため、▲9五歩として強引に駒組み合戦に持ち込めば先手に不満は無いと思います(端に二手かけるのは嫌ですが△7三銀との釣り合いを考慮すれば・・・)


△7五歩と攻めずに駒組み合戦になったときに一歩を手持ちにできるのはやはり大きいと思いますが、どうでしょうか?

51: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/02(金) 21:32
>>48
 話の都合上、「歩切れ」の話から先にします。

 △7五歩▲6六飛となった局面で、後手には、

A.△7六歩▲同飛△9四角
B.△9四角▲7五歩△7六歩

 という2つの手順があるわけですね。

 で、A手順の場合、△9四角には▲4六角があるために>>42にあるような▲6六飛△7六歩▲9五歩△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀△7七歩という変化にはならないだろう、というのが>>47の白砂の指摘です。
 また、B手順を経て▲9五歩△7七歩成▲9四歩△7八と▲同銀となったときには、後手は歩切れだから△7七歩とは打てません。これが「歩切れ」の指摘です。
 まぁ、余計なお話ですけども(笑)。

52: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/02(金) 21:32
 さて。
 >>44>>48で問題になっているのはA手順だとして話を進めます。
 まずすいません。>>44中段の指し手についてはきれいさっぱり落としてました。

 で、改めてなんですが、白砂の研究用KIFファイルでは、△7六歩には▲8五桂となっていました。以下、
1.△6九飛は▲5九飛△6五飛成▲8三馬が龍金両取り。△4二玉が悪手になってます。
2.△8九飛は▲5九飛△9九飛成▲8一馬でどうか? 玉形は後手の方がいいですが、先手も▲6八銀という手があるので意外とまとまるかも。
 といった感じを予測してます。2の手順の方が先手にとっては苦しいかもしれません。△8九飛に▲8八角△6八金といった展開も考えたのですが、これはこれで難しそうです。

53: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/02(金) 21:33
 >>50にも答えたいんですが、ちょっと待ってください、といった感じで思いついたのですいませんいったん保留にさせてください(<Zephyrosさんすいません)。

 というのもですね、基本図の直前は、▲4八玉△7四歩、ですよね?
 で、このあといろいろ苦労しているわけなんですが、いみじくも研究テーマで

 △9四角かなぜ怖いかと言うと、桂頭を狙いつつ、更に△4九角成という強襲を狙ってもいるからだ。
 冷静に考えると、△4九角成を▲同玉と取る一手だとすると、▲3八玉と寄った手が全くムダになってしまう(4八玉型でも▲4九同玉と取れるから)。

 と書いている通り、後手の有力な攻め筋として△9四角はあるわけです。
 しかしですね、冷静に考えると、△4九角成は居玉のまんまでも▲同玉と指せるわけですよ。
 とすると、▲4八玉もやはり緩手なのではないかと。

 ではその一手をどう使うかですが、▲7五歩を考えています。

後手の持駒:角 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角
手数=19 ▲7五歩 まで

 一目危ない形ですが、もう一手▲6六飛と指せれば怖いところはなくなります。

 一番目につく△7四歩には▲4六角と合わせます。
 以下、
1.△9二飛は▲7四歩△7六歩▲8五桂△9五角▲9六歩△6八角成▲同玉でどうか?
 最後の▲6八同玉を▲6八同銀と取れればいいんですが、△8九飛▲4八玉△9九飛成が次の△4四香をみてピッタリなので先手がまずそうです。▲7九歩も二歩で打てないですし。
2.△7三角は▲6四歩△同角(△同歩は▲7四歩がある)▲同飛△同歩▲同角△9二飛▲6三歩△同銀▲5三角成で先手有利。△5五飛は▲4三馬△5七飛成▲5八歩で怖くない。
 こんな感じでどうでしょうか?

 これでよければ、この形で悩むこともなくなるのですが……。

54: 名前:Zephyros投稿日:2005/09/03(土) 23:22
No.53の順自体は先手有利として一応問題ないと思うのですが、飛先の歩交換の前に先に△7四歩と突かれた場合、結局今まで研究してきた手順通りに指さなければならないことになるのではないでしょうか。
具体的に手順を書きますと、▲7七桂から△3三銀▲7八金△6二銀▲6六歩△8四歩▲6五歩△8五歩▲6八飛△7四歩▲4八玉△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛(8四飛)、という展開です。▲4八玉等のところで変化があれば今までの変化を避けることができることになりますけど・・・。▲6八飛のところ先に▲7五歩という手は、このタイミングより前に△7四歩と突かれた場合も想定し、ここでは保留にさせてください。

そして、▲7五歩と突いた瞬間に△4五角とされる変化も気になります。▲3八銀と受けるしかないと思うのですが、これは2八の地点もスカスカでいかにも不安定ですし、けっこう大変でしょう。かといって▲2八銀や▲3八金などでは先手強い戦いができないような気がするのですが・・・。
ただ、そもそも▲4八玉というのは△4五角を嫌った手ですから、特に緩手ということも無いと思っていたのですが、▲3八銀の受けで受けきれるのであれば、たしかに▲4八玉は緩手だといえますね。

55: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/14(水) 18:36
 10日も間が開いちゃいました。

 さて、まず「先に△7四歩」ですが、この場合、▲6四歩△同歩▲同飛と仕掛ける権利が先手に生まれます。

後手の持駒:角歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・ ・ ・v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 飛 ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角歩
手数=17 ▲6四同飛 まで

 ここから、
1.△6三歩は、▲6五飛として△8六歩▲同歩△同飛に▲8五飛を狙う
2.△8六歩▲同歩△同飛は、▲9五角△8九飛成▲6三歩△7三銀▲6五桂
3.△5二金右と駒組み
 といった展開が考えられます。

 1.は、▲6五飛に
  1-1.△8六歩▲同歩△同飛
  1-2.△7三桂▲6六飛△8六歩▲同歩△同飛
 が考えられ、また、1-1の場合、
  1-1-1.すぐ▲8五飛とぶつける
  1-1-2.▲4八玉△8九飛成に▲8五飛とぶつける
 と先手にも選択権があります。

 1-1-1の場合、▲8五飛に△同飛▲同桂△8九飛(△4五角もあるかも)▲8三飛△7一金▲7三桂成△同飛成▲同成桂△8九飛▲8八角△4五角▲6七歩△2七角成▲8五飛(次に▲3三角成)△8八飛成▲同銀△5四馬▲8二歩……といった感じを考えてますが、弱点だった桂馬もさばけてますし、駒得も狙えそうですから先手も悪くないと思います。

 1-1-2の場合、
 a)後手もすぐ△8九飛成を決行してくるかは微妙
 b)△6九飛などを生じさせるので、▲4九玉も完全に得とは言えない
 といった問題はあります。

 ▲4八玉△4二玉▲3八玉△3二玉となると先手陣は飛躍的に安定するので、▲8五飛と行きやすくなります。なので、a)については心配ないかと思います。ただ、b)は意外と大きなリスクのような気もするので、1-1-2よりは1-1-1の展開を選んだ方が「無難」だと思います。

 1-2の場合は、平凡に▲8七歩と受けておき、△8二飛に▲7五歩と桂頭を攻めていけば先手がよくなると思います。桂を「跳ねさせた」形になってますね。

56: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/14(水) 18:51
 次は2.についてです。

後手の持駒:角歩二
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v銀 歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 飛 ・ ・v歩 ・ ・|四
| 角 ・ ・ 桂 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ ・ ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香v龍 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:歩
手数=25 ▲6五桂 まで

 王手飛車がらみの捌きですが、後手は意外と受けにくいようです。

 ここで考えられるのは△4五角か△8四歩くらいです。
 △4五角は▲4八玉△7八角成▲5三桂成でどうか? というところです。以下△5二金左として難しいですが、先手は▲7八銀△同龍▲5八金(打、かどうかは微妙)とすればかなり固くなります(飛車がいるので、△6七銀とか△6六桂という攻めがない)ので、これは先手が勝ちそうな感じです。
 △8四歩は平凡に▲7三桂成△同桂▲6二銀△4二玉▲6一銀不成としておけばいいでしょう。金銀と桂の交換ですから、大きな駒得です。今度△4五角なら▲6八飛という受けもあるかもしれません。

 最後に3.について。
 こういったん備えられるとすぐには攻められませんが、▲6五飛としておけば攻めの権利は先手にあります(△8六歩と行ける後手ではありません)。
 また、△5二金右としてしまうと、1-1-1のように進んだ場合△7一金と桂取りを受ける手がなくなりますので、後手としても難しいところです。

 じゃあ△5二金右の代わりに△4二玉、としても、やはり▲6五飛と引かれると▲6四歩と▲8五飛が見合いになっているので難しいところです。
 △4二玉▲6五飛△5二金右▲8五飛△同飛▲同桂△8九飛▲5五角……といった展開でしょうか。また、▲8五飛で▲4八玉と落ち着く手もありそうです。

 どちらにしても、「桂頭を攻められる」という従来の展開にはなりません。
 このメリットだけでもかなり大きいでしょう。

57: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/14(水) 19:09
 最後に△4五角の変化です。

後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 歩 ・v角 ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 飛 ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角
手数=20 △4五角 まで

 △4五角にはやはり▲3八銀でしょう。
 以下、△7八角成▲同銀△8八金は勢いだと思いますが(△7八角成を逃すと▲8八金とすかされる)、ここで▲9六角と打って先手が面白そうです。

後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v歩v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ 歩 歩 ・ ・ ・ ・ ・|五
| 角 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・v金 銀 飛 ・ ・ 銀 ・ ・|八
| 香 ・ ・ ・ 玉 金 ・ 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角
手数=25 ▲9六角 まで

 △9四歩と角頭を攻めても▲4八玉△9五歩▲8五角で効果がありませんし、△8五角を防いで先に△8四歩と打ってしまうと今度は▲8六歩△9五歩▲8七角とされます。
 また、△7八金▲同飛△7六銀▲8八金△6七銀成▲7九飛△5七成銀も▲5八歩で息切れしそうですし、△7八金▲同飛△6七銀▲8八飛△7六銀成▲4八玉△7五成銀も、▲6四歩△同歩▲4一角成△同玉▲3九玉としておけば、玉がいい感じになってます。△7四歩▲2八玉△7六銀成▲7八金……といった展開になると思いますが、これも難解ではありますね。

 ▲7五歩と突いてある場合、△7四歩と突かれていないため、6三の地点を狙う▲9六角などの角打ちが急所になります。
 △4五角型は怖いところではありますが、7七桂戦法も十分にやれると思います。

58: 名前:Zephyros投稿日:2005/09/14(水) 22:31
分かり易くまとめてくださってありがとうございます。
なるほど、飛先の歩を切ってしまうんですね。6筋は位、という固定観念があったものですから、参考になりました。

そして、重箱の隅をつつくような細かいことで申し訳ないのですが、いくつか質問させてください。
1.No.55の1-1-1の、▲8五飛に△同飛▲同桂に△8九飛ではなく△8二飛と自陣飛車で頑張られた場合、先手はどのように対応すればいいのでしょうか?
2.端歩を突き合っている変化について。77桂戦法の場合、後手に6手目に▽9四歩と突かれても▲9六歩と突き返したほうがいい、というくらい端歩の関係が重要だと思うのですが、もし早い段階で9筋の端歩を突き合っている変化で同じような手順で進んでいった場合は、たとえば4五角型の場合▲9六角と打てません。この場合△8八金に▲6九角または▲7六角と打つよりないと思うのですが、いずれもあまり面白い順が無いように思えるのですが・・・。他にも2.で▲9五角と打つ手が無くなってしまったり、デメリットが大きい気がします。かといってこのような変化を恐れて端歩を受けないと、立石流の理想形に組む展開になった場合後手が▽9五歩と二手指すことができるようになってしまい、後手に「指させる」という得が半減してしまいますし・・・

59: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/26(月) 11:26
 うーん、難しいですねー……。

 まず1の△8二飛。よくある自陣飛車の筋なんですが、全く読んでませんでした。
 確かに△8二飛で先手がまずいので、1-1-1の変化には行けないようです。

 2の端歩についてなんですが、これはタイミングが△8六歩の前か後かで異なってきます。

 △8六歩の前に端歩を突かれた場合、普通に進めば△9四角がなくなっていることになるわけで、先手としては好都合です。△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛▲4八玉と普通に指せば十分だと思います。
 問題は△8六歩▲同歩△同飛の交換をしたあとの場合、つまり、>>53で▲7五歩と突いた時に△9四歩とされた場合ですね。ここで▲9六歩と受けると、△4五角と打たれてしまいます。この形もやっぱり苦しそうですね。
 というわけで、このタイミングで端歩を突かれた場合には、受けずに▲6六飛とするのが妥協点だと思います。

60: 名前:白砂 青松投稿日:2005/09/26(月) 11:40
 ……というのが予定していた回答なのですが、もう1つ、厭な筋が見つかってしまいました。
 それが下の図で、△8六歩▲同歩△同飛に▲8五飛△同飛▲同桂△8二飛の筋を避けて▲8五飛ではなく▲4八玉と指した場合です。1-1-2の変化ですね。
 ここで△7三桂とする手がありそうです。

後手の持駒:角 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香 ・ ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・ ・ ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・v桂v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・v飛 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 ・ 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 玉 ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩二
手数=24 △7三桂 まで

 普通に▲6六飛などでは△8九飛成でなにやってるか判りませんので▲8七歩と受けますが、△6五桂▲8六歩△5七桂成くらいで先手の方が苦しそうです。

 要するに、1-1-1でも1-1-2でも先手がまずいんですね。

 そこで新たに考えたのがこの局面です。

後手の持駒:角 歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ 飛 ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 玉 ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
手数=25 ▲4八玉 まで

 △7四歩に▲6四歩△同歩▲同飛△6三歩▲6五飛△8六歩▲同歩△同飛にはおとなしく▲8七歩と受け、△8二飛に飛車をそのままに▲4八玉とします。
 飛車を置いておくのは△4五角の備えです。

 ここで△9四角▲6六飛△7五歩▲同歩△7六歩はありそうですが、▲6五桂△4二玉(△6四歩は▲6三歩△6五歩▲6二歩成△同飛▲5六飛)▲4六角△9二飛▲6七金△4四銀▲3六歩くらいで先手が指せそうです。
 また、△5四角も▲2五飛があるので心配ありません。

 ということは、このまま駒組みになる可能性が大です。
 先手は▲3八玉まで囲ったら▲6六飛として、▲7五歩△同歩▲8六飛の飛車交換を狙っていけばいいでしょう。

 以上のように、「先に△7四歩と突いて▲7五歩を牽制する」指し方は、「▲6五飛のまま玉を囲う。飛車先は素直に謝る」ことで対応できると思われます。

61: 名前:Zephyros投稿日:2005/10/28(金) 19:46
今更になって申し訳ありませんが、疑問点が一つあるので質問させてください。
上記の▽5四角に対し▲2五飛で心配ない、とありますが、以下▽2四歩▲2六飛▽7五歩とされると非常に受けにくく感じます。▽5四角に対し▲5五飛▽2七角成▲2五飛という順も「両者自信なし」のように思いますし・・・どうすればよいでしょうか?

62: 名前:白砂 青松投稿日:2005/10/30(日) 18:34
▲2五飛とはこの局面のことですね。

後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・v角 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 玉 ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
手数=27 ▲2五飛 まで

△2四歩▲2六飛△7五歩は、▲4六角の反撃が厳しく先手が指せます。△7三銀▲7五歩△7六歩▲7四歩△6四銀▲6五歩△7七歩成▲6四歩△7八と▲6三歩成△8七飛成▲5三と……という進行です。このあと、△7六角△7九と△5六歩といろいろてはあるんですが、先手が勝つと思われます。
それで安心してたんですが、△2四歩ではなくじっと△3二金と備える手がありました。

後手の持駒:歩
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉 ・ ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・v金 ・ ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・v角 ・v歩 ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・|五
| ・ ・ 歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ 玉 ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ ・ 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
手数=28 △3二金 まで

次に△7六角と出る手が結構厳しいので、▲4八玉△8七角成▲8八銀△4二玉といった展開は先手が少し苦しそうです(これでよければ一番なんですが……)。
かといって▲2六飛とするのも、△4四銀▲3八玉△7五歩▲6五歩△8六歩▲同歩△同飛でやはり先手が苦しそうです。
また、△3二金に▲6五歩と止めるのも、△2四銀▲2六飛△3五銀▲6六飛△4四銀(△2七角成は▲5五角)▲3八玉△5五銀と、銀の絶妙の捌きがあります。以下、▲2六飛は△7三桂、▲6九飛は△7五歩といった感じで、やはり先手が苦しいです。

というわけで、Zephyrosさんの指摘とは若干違う指し手ではありますが、どうも苦しい状況ですね。

この変化が見つかっていたので、実は▲6五飛ではなく▲6六飛を検討していました。この形です。

後手の持駒:角
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
|v香v桂 ・v金v玉v金 ・v桂v香|一
| ・v飛 ・v銀 ・ ・ ・ ・ ・|二
|v歩 ・ ・v歩v歩v歩v銀v歩v歩|三
| ・ ・v歩 ・ ・ ・v歩 ・ ・|四
| ・v歩 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 歩 飛 ・ ・ ・ ・ ・|六
| 歩 歩 桂 ・ 歩 歩 歩 歩 歩|七
| ・ ・ 金 ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| 香 ・ 銀 ・ 玉 金 銀 桂 香|九
+---------------------------+
先手の持駒:角 歩
手数=19 ▲6六飛 まで

△8六歩▲同歩△同飛▲8七歩△8二飛▲4八玉△4五角は、▲3八玉△7八角成▲同銀△8八金に▲4六角の切り返しがあって先手が指せそうです。
ただ、すぐに△4五角と打たれて、▲3八銀△7八角成▲同銀△8八金の変化がどうか……? というところです。▲4六角でよければ話は簡単なんですけどね。

現在はこんなところを走ってます。
▲7五歩からの変化は独立させた方がいいと思うので、新課題として原稿をまとめている最中です。出来上がると図が入りますので、もう少し読みやすくなるかと思います。

63: 名前:>>62投稿日:2006/01/14(土) 20:25
>▲7五歩からの変化は独立させた方がいいと思うので、新課題として原稿をまとめている最中です。出来上がると図が入りますので、もう少し読みやすくなるかと思います。

もう2ヶ月以上も待ちわびてるんだけど。

64: 名前:白砂 青松投稿日:2006/01/15(日) 08:37
いろいろ新しい変化が出てきちゃってね……(泣)

以下、奇蹟の軌跡から抜粋

 研究では、課題局面の研究が随分整備されてきました。
 原稿に起こしてない分が多くて申し訳ないんですが、実は書いている途中で疑問に思ったことがあるとその補完をしないといけない……という悪循環(?)で、全然進まないんです。
 例えば△7四歩型の先手が▲7五歩と突き越してしまう形(詳しくは掲示板の方をご覧ください)。▲7五歩に△7四歩は簡単に先手有利……と思っていたら、実は後手のうまい手が見つかって厄介ということに気づきました。その手に対する先手の応手を発見したのはつい一週間前。実は2週間ほど悩んでました。
 まぁ、そんなこんなで研究は進んでます。
 できるだけ原稿も早くアゲますね。

ホントにもうね……(泣)

65: 名前:63投稿日:2006/01/17(火) 23:08
僕もしばらくこの形から遠ざかってしまったので、頭が復旧できません。研究中のところでしょうがその後手のうまい手とやらを局面とともに少し教えていただけませんでしょうか。激指とボナンザで考えてみたいです。

66: 名前:蒼浪海流投稿日:2006/07/09(日) 02:04
初めて投稿します。
去年から7七桂戦法にお世話になっています。
僕はこの形に出くわしたことはありませんが一応さけるために6五歩と突く前に7五歩と突きます。こうすれば凡そ定石から外れないような気がするのですが?

67: 名前:Zephyros投稿日:2008/08/23(土) 22:39
最近思ったのですが、テーマ図から

▲6四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6三歩 ▲7四飛

と横歩取りするのはだめなのでしょうか?先手の飛車は窮屈そうですが、死ぬわけじゃありませんし、4八の玉が良く利いていて、以下▽9二角と打たれても馬が作られません。
飛車を徹底的に封じ込めようとするなら以下▽6四角でしょうが、これも▲6五歩▽7三歩▲6四飛▽同歩▲同歩くらいでも、飛角交換ですが二歩得+後手歩切れ+先手陣に飛車の打ち込みのスキなし+6四歩の拠点なので悪くないと思うのですが…


あと、研究テーマ2の形は、以下のように飛先歩交換の前に▽7四歩とされる、と結局避けられなくなってしまいますよね。

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2二角成 ▽同 銀 ▲7七桂 ▽3三銀
▲7八金 ▽8四歩 ▲6六歩 ▽8五歩 ▲6五歩 ▽6二銀
▲6八飛 ▽7四歩 ▲4八玉 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8二飛

この形で、飛先交換保留で駒組みされるようなら、▲3八玉とすれば、今度こそ▽8六歩▲同歩▽同飛に▲8八銀があります(▽4五角が無い)。
これで研究テーマ2の形が解決だと良いのですが、いかがでしょうか?

68: 名前:白砂 青松投稿日:2008/08/25(月) 23:05
 ▲7四歩と横歩を取りにいく手は、▲6四同飛の瞬間に△7五歩とかがあるのでなんか怖かったんですよねー。角頭歩の本かなにかでこんな変化があったように記憶してます。
 ただ、この形だとずいぶん条件が違うので、成立してるかもしれませんね。

 これで解決だったら話は早いんだけどな……。
 

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