インターネットが使えてメールも送れて、ファイルも共有できた。もうネットワークとしてはほぼ万全です。
しかし、もう1つだけやっといた方が何かとよろしい(笑)機能があります。
それが本項の「トンネル機能」です。
「トンネル機能」とは何かといいますと……
BJDのホームページを見て下さい
だってよく判んないんだもんよ〜(<駄々っ子モード)。
理屈は判んないので(爆)、ここでは「現象」の説明だけしかしません。よく知りたい方はマジでBJDのホームページへどうぞ。
で。
一言で言うと、ネットゲームの時に困っちゃうんですよ。
例えば白砂PCで表題の「東風荘(知らない方のために書いておくと、ネットで対戦する麻雀ゲームです)」をやるとしますよね? この時、データの流れは、
白砂PC → ハブ(書いてやる(泣)) → サーバー機 → CATVモデム → 東風荘
となるわけですが、じゃあ帰りは?
東風荘 − CATVモデム − サーバー機 − ハブ − 白砂PC
となるでしょうか?
ならないんですねこれが。
サーバー機まではちゃんとデータは届きます。
問題は次です。
サーバー機は(実はこれをサーバー機が判断するのか判んないんですが、とりあえずこう書いておきます)、どのクライアントにデータを返せばいいんでしょう?
東風荘のデータに、「これは家庭内LANの白砂PCに送るデータだ」なんてことは書いてません。プロキシサーバーであるサーバー機にしか送りません。そもそも、外側から見るとパソコンは1台に見える、というのがプロキシサーバーなわけですから(←ちょっと暴言)。
そこで「トンネル機能」です。
トンネル機能を使うと、「どのパソコンが外とデータのやり取りをしているか」をきちんと振り分けることができるんです。つまり、サーバー機が「あ、この東風荘のデータは白砂PCに送んのね」とちゃんと判断してくれるんです。
繰り返しますが白砂はどういう原理でそういうことが実現できるのか全く知りません。実はBJDのHPもよく読んでないし(爆)。なので理屈は全く判りませんが、トンネル機能はそういうことができるらしいぞということは体験しました。これも凄い機能ですよね〜。
というわけで、前置きばっか長くなっちゃいましたがトンネル機能の実装の仕方です。ここでは東風荘についてやっていますが、他のネットゲームやチャットとかでも大体同じだと思いますので(適当)、適宜読み替えて下さい。
まず、BJDの設定から。
例によってタスクバーのアイコンをダブルクリックします。「設定」−「プロキシサーバー」を選択後、「トンネル」を表示させます。
東風荘は利用者が多いらしく、既に設定ができています。ので、チェックを入れるだけでいいでしょう。
……というのは大嘘で、どうもこのアドレス、古いみたいです。
ですので、設定は最初からきちんとやった方がいいでしょうね(ハマったぞ白砂は(泣))。
まず、東風荘1のところをクリックします。すると右側にその設定がでてきます。
「名前」と「ポート」、「クライアントから見たポート」はそのまんまでいいんですが、「サーバ」だけは新しいアドレスに変更しないといけません。現在の東風荘のアドレスはみたいですので、これを書き換えます。
できたら「変更」をクリックして下さい。それで左側のリストが変更される筈です。
変更されたらOKをクリックして、BJDの設定はおしまいです。
続けて東風荘側の設定をします。
東風荘に限らず、トンネル機能を利用する場合には、アクセスはそのソフトの利用先にではなくサーバーにするようにします。あとはサーバーが自動振り分け(ホントにサーバーがやんのかなぁ……?)をしてくれます。
普通に東風荘クライアントをインストールすると、設定は下記のようになっている筈です。
この、赤マルで囲った部分を、サーバーのアドレスに変更します。
これは実はソフトの設定ではできません。東風荘のINIファイルを書き換えないといけないんです。
まずはエクスプローラーでもマイコンピュータでもいいですから、東風荘のフォルダを開いて下さい。白砂はマイコンピュータで開いたのでこんな画面になってます(図)。
この中のmjlist.iniを開いて下さい。
多分「メモ帳」で開けると思いますが、ダブルクリックするだけで開けたような気もします。白砂の環境ではダブルクリックでOKでした。
開いたのが下の図です。
赤マルで囲まれている、東風荘のアドレスを修正します。
サーバー機に変えるんで、白砂の環境では何度も出てきた192.168.10.5ですね。当然ここは人によって違います。
BJDには第1・第2東風荘しか書いてありませんが、もし第3とかVIPなんかをやりたければ、BJDから設定し直しです。この辺は解説は不要ですね(ですよね? ←脅し)。白砂はサンマに興味がないので、第1・第2だけで十分です。
もう一度東風荘を実行すると、サーバーのアドレスが切り替わっている筈です。
これで設定は完了です。常時接続の利点を生かして遊び倒して下さい(笑)。
……で終わればいいんですが、一つだけ注意があります。
今までメンバー登録している人が東風荘を継続して利用する場合は上記の方法でいいんですが、初めて東風荘を利用する場合はこの方法ではダメです。
というのも、新規登録の処理については別のサーバーとやり取りしているらしいんです。なので、第1・第2東風荘の設定を変えただけでは新規登録の処理はできません。新規登録データの送り先IPアドレス(とポート)が判ればトンネル機能が使えるんですが、現在の私の実力では調べることができませんので、とりあえずここでは「新規登録機能は使えません」としておきます。
新規登録からやる方は、仕方がありませんから、いったんサーバー機に東風荘をインストールして、そこから処理をして下さい。もちろん、サーバーですから上記のような処理は必要ありません。そのまんま東風荘サーバーに繋げばいいのです。
で、ユーザーIDとパスワードを受け取ったら、クライアント機にIDとパスワードを入れて下さい。
これでで東風荘を楽しむことができます。