A氏とB氏が共に門前でテンパイしています。
ところが、A氏の手牌13枚が全てB氏への当たり牌となっており、さらにB氏の手牌13枚が全てA氏への当たり牌となっていました。
両氏とも役満手ではないとすると、2人の手牌はどのようなものが考えられるでしょうか。
A氏: (1〜8待ち)
B氏: (2〜9待ち)
両方が8メンチャンでその内の7種類がそれぞれの手牌にあてはまります。
実戦でこんな局面が生じて、流局して手牌を開けたらきっと泣くだろうな……。
解答を見てからならなんとでも解説はできるのだが(←これを言っちゃあおしまいよ、という気もするが……)、綺麗な対象形のテンパイである。
いわゆる10枚形のテンパイで一番待ちが多い形なのだが、デミさん、伏土竜両講師の講座を読んでいれば(デミさんはまだ7枚形止まりですが……)出てこない形ではないだろう。
にしても、麻雀の多面張というのは美しいものだ……。