開局早々鳴き合戦になり、全員が2面子ずつ鳴いています。
ところが、鳴いている1面子を除き全員の手牌が偶然全く同じで、チーしている面子の1つも4人共通。しかもロンした場合の点数も4人とも全く同じという凄い状況でした。
手牌の構成は下の通りです(要するに、下の手牌で伏せられている部分が全く同じ牌だということです)。
A君:
B君:
C君:
D君:
さて、伏せられた4人共通の部分はどのような形だったでしょうか? ドラ・状況その他は自由に設定していいものとします。
(1) ドラ
A君(北家) チャンタ(60符1ハン)
B君(東家) チャンタ(40符1ハン)
C君(南家) 純チャン(30符2ハン)
D君(西家) 一通、ドラ1(30符2ハン)
で、みんな2000点です。
(2) ドラ
A君(北家) チャンタ(60符1ハン)
B君(東家) チャンタ(40符1ハン)
C君(南家) チャンタ・三色(30符2ハン)
D君(西家) 一通、ドラ1(30符2ハン)
で、やはりみんな2000点です。
まず、基本的な条件として、全員が同じ手牌なのだから同種牌は各人が1枚ずつしか持っていないことになる。同時に、待ち牌も単騎に限られる(雀頭は対子なので持てないから)。例えばがあったとしたら、それはのメンツか単騎しかありえないということだ。
この条件で、なおかつ各人の「見えている」牌を見ると、役満など当然無理。対子がないのだからトイトイ形の役はありえず、鳴いている牌の色が違うからホンイツでもない。とすると、この状態で作れる手役はチャンタと三色、イッツーくらいしかありえない。点数は当然低くなるし、作れる手役そのものが当然制約される。
あとは、(特にチャンタをベースに)手役を割り振っていけばいい。純チャンとイッツー、三色の振り分け方、それと親を誰にするかがポイントになる。