問題 D−13  問題作成者:不明

 開局早々鳴き合戦になり、全員が2面子ずつ鳴いています。
 ところが、鳴いている1面子を除き全員の手牌が偶然全く同じで、チーしている面子の1つも4人共通。しかもロンした場合の点数も4人とも全く同じという凄い状況でした。
 手牌の構成は下の通りです(要するに、下の手牌で伏せられている部分が全く同じ牌だということです)

A君:  

B君:  

C君:  

D君:  

 さて、伏せられた4人共通の部分はどのような形だったでしょうか? ドラ・状況その他は自由に設定していいものとします。


解答

(1)   ドラ

A君(北家)    チャンタ(60符1ハン)

B君(東家)    チャンタ(40符1ハン)

C君(南家)    純チャン(30符2ハン)

D君(西家)    一通、ドラ1(30符2ハン)

 で、みんな2000点です。


(2)   ドラ

A君(北家)    チャンタ(60符1ハン)

B君(東家)    チャンタ(40符1ハン)

C君(南家)    チャンタ・三色(30符2ハン)

D君(西家)    一通、ドラ1(30符2ハン)

 で、やはりみんな2000点です。


解説

 まず、基本的な条件として、全員が同じ手牌なのだから同種牌は各人が1枚ずつしか持っていないことになる。同時に、待ち牌も単騎に限られる(雀頭は対子なので持てないから)。例えばがあったとしたら、それはのメンツか単騎しかありえないということだ。

 この条件で、なおかつ各人の「見えている」牌を見ると、役満など当然無理。対子がないのだからトイトイ形の役はありえず、鳴いている牌の色が違うからホンイツでもない。とすると、この状態で作れる手役はチャンタと三色、イッツーくらいしかありえない。点数は当然低くなるし、作れる手役そのものが当然制約される。

 あとは、(特にチャンタをベースに)手役を割り振っていけばいい。純チャンとイッツー、三色の振り分け方、それと親を誰にするかがポイントになる。