麻雀の勝負の結果について、4氏が次のように言いました。
A氏「3位だった。D氏より上の順位だった」
B氏「2位か4位だった。C氏より下だった」
C氏「2位か3位だった。A氏より上だった」
D氏「C氏より上だった。A氏より下だった」
しかし、本当のことを言っているのはこの中のたった1人だけで、残りの3人は嘘をついています。誰が本当のことを言っているでしょうか?、また、4氏の順位はどうだったでしょうか?
ちなみに、嘘、というのは全部のセリフが嘘という意味で、例えばA氏のセリフの場合、もし嘘であればA氏は「3位以外でD氏より下の順位」であることを意味する。「3位というのは嘘だけど、D氏より上というのは本当」というわけではない。
本当のことを言っているのはC氏。
順位は、1位B氏、2位C氏、3位D氏、4位A氏。
……といったところではいそうですか、ってわけにはいかないですよね〜。ていうか、これは麻雀クイズなんかい(笑)。
で、解説です(以下敬称略(笑))。
まず、AとDに注目します。
両方ともに「A>D(Aの方がDより順位が上、というのを示す。以下同じ)」と言っている。
2人が同じことを言うというのは、両方がウソをついているか両方が本当のことを言っているかである。片一方だけが本当のことを言っているというのはありえない。仮に、Aの発言が本当であれば、Dの発言も自動的に正しい筈なのだ。
で、本問の場合本当のことを言っているのは1人という設定なので、2人が本当のことを言っている筈がない。よって、2人ともウソをついていると断定できる。
さて、そうなるとBとCのどちらかが本当のことを言っていることになるわけだが、仮にBが本当のことを言っているとすると、Cは当然ウソをついているということになる。とするとCの順位は「1位か4位、A>C」となる。
しかし、Cの順位が1位であればAより下なんてことがあるわけでもなく、逆に4位だとしてもBの発言「C>B」との整合性が取れなくなる。ということは、Bが本当のことを言っているのではない、つまり、本当のことを言ったのはCということになる。
ここまでで判ったのは、
- C以外の3人は嘘つきの鬼畜(笑)
- Aの順位は3位以外。D>A(Aの発言の逆)
- Bの順位は1位か3位。B>C(Bの発言の逆)
- Cの順位は2位か3位。C>A(Cの発言)
- Dの順位はC>D>A(Dの発言の逆)
である。
ここでもう一度Bに注目する。
2により、Bの順位は「1位か3位で、C氏より上」ということになる。Cの順位は2位か3位だから、矛盾しないのはB1位、C2位の時だけである。よって、B(1位)>C(2位)。
また、5により、Dの順位は「2位のC以下で更に下がいる」ということなので、3位。Aは4位と判る。
……麻雀クイズじゃねえって(笑)。