問題1 ロン
解答 1500点
解説
役は翻牌の1翻。符は、基本符の20+翻牌の明刻4で24、切り上げて30符。
親の30符1翻は1500点です。
問題2 ロン
解答 2000点
解説
役はタンヤオの1翻。符は、基本符の30+の暗刻4で34、切り上げて40符。
親の40符1翻は2000点です。
問題1・2では計算の例として正式計算法で計算しましたが、ともに加符要素が刻子1種類しかありません。
このような手牌にはテンパネがないことを瞬時に解るようになってください。
そうなれれば、面倒な符計算をしなくてもアガリ点数が瞬時に解るようになります。
問題3 ロン
解答 1500点
解説
役は三色の1翻。加符要素は暗刻の4+カンチャンの2ですから、この手牌もテンパネはありません。
問題4 ツモ
解答 2000点
解説
役はピンヅモ。
この問題は、固有のアガリ点数を持つ役のアガリ点数を問う問題です。
ですから、細かな符計算は一切関係ありません。
符計算をしようとした人は、もう一度第三章を読み直してください。
問題5 ツモ
解答 満貫。12000点
解説
役はホンイツ・翻牌×2の4翻です。
いかにも加符要素が多くあるように見えることと思います。加符要素の多さに気付かないようでしたら、もう一度本編を最初から読み直してください。
さて、加符要素を数えてみましょう。
の暗刻で8・中の明刻で4、最後にツモの2が加わり、計14。基本符と合わせ繰り上がりをすると、40符になります。
親の40符4翻は満貫です。
……なんてことをしなくても、簡便法では4飜あれば満貫と判りますから、4飜あるので満貫、と判るようにしましょう。
問題6 ロン
解答 1600点
解説
役は七対子。
この問題も問題4と同じく固有のアガリ点数を持つ役のアガリ点数を問う問題です。
ですから、細かな符計算は一切関係ありません。符計算をしようとした人は、もう一度第三章を読み直してください。
問題7 ロン
解答 2300点
解説は問題8に。
問題8 ロン
解答 1300点
解説
似た手牌で、異なる点はアンカンかミンカンかです。役は両方とも翻牌の1翻だけで、問題7の手牌は70符、問題8の手牌は40符です。
問題9 ロン
解答 跳満。12000点
解説
なら役満だったのに! 残念ながらでのアガリです。
役は、翻牌×2+トイトイ2+小三元2で計6翻。跳満です。
まさか符を数えた人はいないでしょうね。満貫以上には符計算は必要ありません。
問題10 ツモ
解答 倍満。16000点
解説
見た目にもスゴそうなアガリで、実際にアガリ点数もかなりのものになっています。
役は、ツモ1+七対子2+ホンロー2+メンホン3で計8翻。倍満です。
前問と同じく、符計算は必要ありません。
1問でも間違えた方は、「なぜ間違えたのか」をしっかり解明して、次に似たような手牌に遭遇した時には間違えないようにしてください。
その理由を解明せずに「アッ、間違えちゃった」で済ませているのでは上達はありません。
間違えることは何ら悪いことではありません。
間違いを正そうとしないことが悪いことなのです。
「なぜ間違えたのかを理解して、二度同じ間違いをしないようにする」
ことは、麻雀に限らずすべての物事に対して共通する上達の秘訣の一つだと思います。