週刊将棋の段位認定問題から、二段の問題を集めたもの。
これを言ってしまったら身も蓋もないのだが、次の一手の回答で強さが判るほど将棋は単純なゲームじゃない。そういう意味で、こういう認定制度はあまり意味がないと思う。もっとも、白砂もこれで五段の免状を取ったのでなんとも言えないんだけど……(笑)。
実際の問題だが、どちらかというと「スーパートリック」的な(という表現も古いなぁ……)ものが多い。詰将棋同様、慣れでなんとでもなってしまう感が強いので、本書の問題を解けないから二段の実力がないとか、スラスラ解けるから俺は強いんじゃないかとか、そういう考えはしない方がいいだろう(<しねえって)。
わざわざ買ってまでやりこむ必要はないと思う。通勤電車の中とか、ちょっとした合間にパラパラめくっていく分にはいいかもしれない。それだって、白砂だったら詰将棋の本にするしなぁ……。
というわけで、あんまりニーズが見えない。