書名に「ガイドブック」とあるが、ルールブック+αといった内容に近い。
基本的以前やん、という項目まできっちりと解説したルールと、将棋用語集、ちょっとした歴史ガイドやトリビア的な章まで、とりあえず一度は読んでみて損はないと思う。もっとも、あのルールの部分を初心者が読むとは思えないんで、どっちかと言うと細っかいところを突っついたりこねくったりして楽しむ人用だとは思う。まぁ、白砂もそうなんだけどね(笑)。
勤め先の図書館では、5冊購入して全ての分館に配布した。そういう感じで、辞書的に一冊欲しいな、という本である。学校図書館などに置いてくれると嬉しい。
将棋連盟に寄付させる、というのはムリなんだろうな……。
現在の学校図書館の予算はそれはもうお粗末なもので、数十万円しかないところも決して珍しくはない。そんなところで、わざわざこの本を買ってくれるとはとうてい思えない。
だからこそ、将棋連盟には少し考えて欲しいんだけどなあ……(関係ない話で申し訳ない)。