内容はこんな感じ。
- インタビューは中原と中田功
- 指定局面対局は居飛車穴熊vs藤井システム、▲3五歩からの急戦と藤井システムからの急戦
- 石田流講座はvs左美濃
- 千葉の講座は右4六銀戦法
- その他いろいろ
個人的には、中田功のインタビュー部分だけでもこの本は買い。戦術的なものも人間的なものも、どちらの部分も読んでいて楽しめた。
指定局面対局は、四間飛車道場の15巻とほぼ同じ形。一応、最新の研究ということで、有段者は読んでおいて損はないだろう。しかし、この急戦が成立しているようなら、藤井システムはやばいんじゃないのか……? 千葉の講座も急戦だったし、もはや対穴熊だけを考えていればいい時代は終わったのかなぁ。
ここのところ、本シリーズの対象棋力が上を向いてきた気がする。今まではもう少し全方位的だったように思うのだが、気のせいだろうか。