2001

横歩取り△8五飛戦法

横歩取り8五飛戦法 (パワーアップシリーズ)
著者 :中座 真
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:2001-02-01
価格 :¥32(2024/08/31 23:54時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

横歩取り8五飛戦法、いわゆる「中座飛車」の開発者である中座プロが書いた8五飛戦法の定跡書。執筆時点での最新棋譜をベースに詳しく解説したもので、8五飛戦法の指し方そのものだけではなく、先手方の対策の歴史まで読み取ることができる。
現在ではひとっころよりは下火になった感があるが、それでもまだまだタイトル戦の主役といってもいい戦法である。タイトル戦観戦にも本書は必携だろう。

なんだか日本将棋連盟もいい本を出すようになってきた。嬉しい限りだ。

作成日:2001.07.20 
横歩取り

8五飛戦法

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『現代矢倉の思想』などの矢倉本に続いて森下が書いた定跡本。(執筆当時)最新の8五飛戦法である。

8五飛戦法そのものが非常に複雑な戦法であり、かつ自分では絶対指さない戦法なので(笑)、読み進むのはちょっと辛かった。8五飛戦法を指す人が読めば「ああ、ちゃんと体系化されているな」と読めるだろうとは思うのだが……。

戦法自体が有段者向けなので、級位者はそもそも8五飛戦法に手を出さない方が無難だと思う。有段者は必携かも。

作成日:2001.07.20 
横歩取り

横歩取り中原流

横歩取り中原流: 必殺陣第二弾 後手5一金型
著者 :中原 誠
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:1995-04-01
価格 :¥22(2024/09/01 07:46時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

現在大流行中の「中座飛車」のルーツのひとつ(もうひとつは内藤流空中戦法)がこの戦形である。

現在は中座飛車にその地位を譲った感はあるが、それでも中座飛車の下敷きになっていることは間違いない。できれば押さえておきたい一冊だろう。

作成日:2001.07.20 
横歩取り

現代矢倉の闘い

現代矢倉の闘い (未来の定跡)
著者 :森下 卓
出版社:河出書房新社
出版日:1999-08-01
価格 :¥1(2024/08/31 21:12時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『現代矢倉の思想』の続編。▲4六銀▲3七桂戦法と森内流を詳解している。

特に森内流は現代矢倉の流れを変えたとまで言われる形で、これは矢倉党なら絶対に知っておかなければいけない。
巻末のインタビューも面白く読めた。森下の人柄が出た良書と思う。

作成日:2001.07.20 
矢倉

現代矢倉の思想

現代矢倉の思想 (未来の定跡)
著者 :森下 卓
出版社:河出書房新社
出版日:1999-05-01
価格 :¥106(2024/08/31 21:12時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

自分から買いに行った本。振り飛車党なんだがなぁ……。

わざわざ本を買った理由はおいといて、この本は名著である。森下八段が自分の知識をあますところなく披露したような深い研究と、矢倉に対する確かな思想が感じられる。

本書では、

  • 矢倉基本形までの手順
  • 加藤流(3七銀型で▲2六歩▲1六歩と突いてある形)
  • 森内流(△9五歩△8四歩の形)
  • 郷田流(3七に銀も桂も上がらずに▲3八飛とし、相手の出方を見る)
  • 佐藤流(早めに▲3五歩と突いて角で歩交換をする)

を詳解している。
いずれも詳しい解説がついていて、しかも「どうしてこの形がすたれ、代わってこの形が出てきたか」が非常にわかりやすく書かれているので、私のような「矢倉素人」でも理解しやすい。おもわず俺も矢倉指しちゃおっかな、とまで思わせる内容だ。

作成日:2001.07.20 
矢倉
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