5手詰めから11手詰めまでの問題が計180問収録されている。
鑑賞する「詰将棋」ではなく、終盤力を鍛える「詰め将棋」の場合、手数はこれくらいが適当だと思う。あんまり手数が長くても解くのが大変だし、3手詰めだと少し物足りない。
特に、7手とか9手になると「ある狙いを持って指し手を進める」という構想力も問われてくる。単に場当たり的に手を読むだけではなく、目標を持って読みの方向を構築していく必要が出てくるのだ。
初段前後の人は、毎日1問でもいいから少しずつ解いていくのがいいと思う。有段者は大会の前などに一冊まとめて解いていくといいだろう。11手くらいまでの「詰め将棋」なら、180問1時間もかからずに解けるだろから。