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横歩取り中原流

横歩取り中原流: 必殺陣第二弾 後手5一金型
著者 :中原 誠
出版社:マイナビ出版(日本将棋連盟)
出版日:1995-04-01
価格 :¥22(2024/09/01 07:46時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

現在大流行中の「中座飛車」のルーツのひとつ(もうひとつは内藤流空中戦法)がこの戦形である。

現在は中座飛車にその地位を譲った感はあるが、それでも中座飛車の下敷きになっていることは間違いない。できれば押さえておきたい一冊だろう。

作成日:2001.07.20 
横歩取り

現代矢倉の闘い

現代矢倉の闘い (未来の定跡)
著者 :森下 卓
出版社:河出書房新社
出版日:1999-08-01
価格 :¥1(2024/08/31 21:12時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『現代矢倉の思想』の続編。▲4六銀▲3七桂戦法と森内流を詳解している。

特に森内流は現代矢倉の流れを変えたとまで言われる形で、これは矢倉党なら絶対に知っておかなければいけない。
巻末のインタビューも面白く読めた。森下の人柄が出た良書と思う。

作成日:2001.07.20 
矢倉

現代矢倉の思想

現代矢倉の思想 (未来の定跡)
著者 :森下 卓
出版社:河出書房新社
出版日:1999-05-01
価格 :¥106(2024/08/31 21:12時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

自分から買いに行った本。振り飛車党なんだがなぁ……。

わざわざ本を買った理由はおいといて、この本は名著である。森下八段が自分の知識をあますところなく披露したような深い研究と、矢倉に対する確かな思想が感じられる。

本書では、

  • 矢倉基本形までの手順
  • 加藤流(3七銀型で▲2六歩▲1六歩と突いてある形)
  • 森内流(△9五歩△8四歩の形)
  • 郷田流(3七に銀も桂も上がらずに▲3八飛とし、相手の出方を見る)
  • 佐藤流(早めに▲3五歩と突いて角で歩交換をする)

を詳解している。
いずれも詳しい解説がついていて、しかも「どうしてこの形がすたれ、代わってこの形が出てきたか」が非常にわかりやすく書かれているので、私のような「矢倉素人」でも理解しやすい。おもわず俺も矢倉指しちゃおっかな、とまで思わせる内容だ。

作成日:2001.07.20 
矢倉

雁木でガンガン!!

雁木でガンガン: 破壊力抜群の痛快必殺戦法 (森内優駿流棋本ブックス)
著者 :小暮 克洋
出版社:主婦と生活社
出版日:1999-10-01
価格 :¥522(2024/09/01 06:56時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

雁木戦法はアマチュアなのでそこそこ見かけるが、その定跡本となると数えるほどしかない。本書はその珍しい雁木本の一冊である。

内容はとにかく雁木有利で貫かれており(笑)、どこに穴があるのかはわからないが非常にウソ臭い(爆)。とはいうものの、実戦で何度か指せば「こんなはずじゃなかった」と気づくのだろうが、指さない人間がさらっと読んでいるだけなのでちょっと突っ込んだコメントはできない。もうしわけない。
とはいえ、雁木特有の攻めの手筋や手厚さについてよく書き込まれており、定跡書としてではなく手筋解説書として読めば効果は高いと思う。ようは「この通りに指して雁木必勝」なのではなく、「この形になればこの手筋が利く」というていどに話半分に聞けということである(笑)。

けなしてばかりいるようだが、このシリーズ共通の「将棋の面白さ」が良く出ているので、得意戦法がなくて困っているような人は一度指してみるのもいいだろう。雁木そのものがマイナー戦法なので、そこそこハマってくれそうだ。

作成日:2001.07.20 
その他の居飛車

棒銀一直線

棒銀一直線: 将棋がもっと楽しくなる
著者 :週刊将棋
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1994-08-01
価格 :¥588(2024/08/31 22:02時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

棒銀の本である。以上

……では紹介の意味がないので(笑)もうちょっと詳しく言うと、棒銀の本(爆)。
いやホントに。
いろんな種類の棒銀が紹介されている。原始棒銀に始まって矢倉、対振り飛車、相掛かり、はては変態戦法まで盛りだくさん。

いっぱい紹介されているので一つ一つの戦法の変化の底が浅いのがやや難点だが、十分「読んで楽しめる」本になっている。
指されてしまって困る……と思うのであれば、一読することを強く勧める。

作成日:2001.07.20 
居飛車全般
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