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詰将棋・作意を探せ 配置駒で推理する

詰将棋作意を探せ: 配置駒で推理する
著者 :週刊将棋
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1995-06-01
価格 :¥1,282(2024/09/01 02:56時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

詰将棋には作為という「正解手順」がある。そしてまた、詰将棋は正解手順以外では詰まないようになっていて、かつ、正解や変化に関係がない飾りの駒を置いてはいけないようになっている。
つまり、問題図の駒全てに意味があり、また、の場所にも意味があるのだ。ということは、それらの駒や位置の意味を考えることによって、逆に正解手順に辿りつけるのではないか……。

と、まぁ、こういう考え方で詰将棋を解いていこうとする本である。
これは別に「ウラ技」的な発想ではなく、詰将棋を楽しむ上でも大事な考え方である。そういう考え方をすることによって、作者の思考をトレースできるというメリットもある。
詰将棋初心者・詰将棋恐怖症の人には是非とも読んで欲しい一冊だ。

作成日:2001.07.20 
詰将棋

詰将棋実力判定初段130題 実戦詰将棋、双玉形、長手数物まで出題!

詰将棋実力判定初段130題: 実戦詰将棋、双玉形、長手数物まで出題
著者 :
出版社:成美堂出版
出版日:2001-09-01
価格 :¥467(2024/08/31 16:01時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

まず驚いた。
最初、いわゆる「詰む将棋」の本だと思っていた。
違う。
いや、最初はもちろん入門編だ。初段前後くらいまでをカバーしている感じだ。
しかし、圧巻なのは後半。

なんでこんな難しい問題を載せんのよ(笑)
 ホントに。
白状すると立ち読みしたので手元に現物がない。だから細かい手数などは忘れたが、2、30手の詰将棋もあったと思う。それなりに妙手もあったりして、久しぶりに「歯ごたえのある詰将棋」に出会った気になった。これが「9手詰パラダイス」とかだったら、最初っからこっちも構えてるからそんな気持ちにはなんないんだけどね。
報知新聞に載ってる伊藤果の詰将棋くらい違和感がある、といったら判ってもらえるだろうか(笑)。
あまりの驚きに、ムキになって3日ほど本屋に通って全問制覇してしまった。
文教堂の店員さん、マジすんません。

作成日:2001.07.20 
詰め将棋

花村流実戦将棋

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花村九段の書いた自戦記。
ファンだから買っただけで、そうでなければ単なる自戦記として読みもしないだろう。1976年の本である。題材も古い。
ちなみに、私はこれを帯広の古本屋で買った。新婚旅行の最中である。
その時は確かなんやかやで5,000円分くらいの古本を買ったと思う。ついでに言うと、その時に買った一番怪しい本は『幻のツチノコを探せ』である(爆)。

作成日:2001.07.20 
実戦譜集

3日間で強くなる将棋の本 詰め将棋を楽しみながら実力アップ

3日間で強くなる将棋の本: 詰め将棋を楽しみながら実力アップ
著者 :伊藤 果
出版社:日本文芸社
出版日:2001-10-01
価格 :¥93(2024/08/31 16:01時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

伊藤果といえば詰将棋で有名だが、今度は「超入門編」ともいえる詰将棋、いや、詰む将棋本を書いた。

読まなくていい(爆)。

 真面目な話、伊藤果という人がどういう人かを知っている人が本書を読む必要は全くない。もちろん読むのは自由だけど。白砂も読んだし。ただ、薄々判っていることだと思うけど、ホントにホント、ガチガチの入門編なのだ(こんな表現はないか(笑))。
なにしろ駒の動かし方が載っているくらいなので、詰将棋入門というよりは将棋入門といった方がいいと思う。しかしまぁ、他ならぬ伊藤果の著書である。ウソでもこのカテゴリに入れておかないといけないだろう。

作成日:2001.07.20 
詰め将棋

東海の鬼

東海の鬼 花村元司伝
著者 :鈴木 啓志
出版社:マイナビ
出版日:2012-02-14
価格 :¥2,174(2024/08/31 16:24時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

花村9段追悼記念として出版された本である。
随筆と実戦譜解説で綴られており、特に実戦譜は花村流の面目躍如で十分に楽しめる。勉強として読むのではなく、楽しむために読んでほしい。

個人的に一番気に入ったのは米長の書いた文章。

花村九段は下戸で、酒は全然飲めないらしい。ところが珍しく呑んで酔っ払って、みんなが麻雀をしている横で寝入ってしまった。
ところが。
しばらくすると突如「キョウコ、イクヨ」と叫んだらしいのだ。
寝言である。ちなみに、京子とは奥さんの名前。一体どんな夢を見ていたんだか……。
ところがところが、麻雀を打っていた面々、後ろで見ていた米長らは花村九段の体内、というか体外の異変に気づく。なんと、その寝言と共に「夢精」をしたというのだ。時に花村50歳。
「50にしてこの若さ。あの元気な大先生がこんなに早く逝く(白砂注 シャレか?)とは私にはとても信じられないことであった」
と、米長の文章は結ばれている。

作成日:2001.07.20 
実戦譜集 読みもの
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