四間飛車

新スーパー四間飛車Ⅰ

新スーパー四間飛車 1
著者 :小林 健二
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1994-08-01
価格 :¥53(2024/09/01 07:47時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

見づらい。
ほんとーに読みづらい。

「つくりが悪い」の一言に尽きるのだが、今、自分がどの変化を辿っているか、この変化の変化図がどこにあるのか、読んでいくうちにどんどん判らなくなっていく。
盤駒を出して研究をすればそんなことはないのだろうが、それを言い出したら構成のよしあしは問題でなくなってしまう。読みやすいということは判りやすいことと同じくらい重要であるべきだと思うのだ。
……などと出た後の本に言っても始まらない。とりあえず、本書が出た頃の最新形は網羅しているので、振り飛車党なら要チェックといえる。級位者にはちょっと辛いかもしれない。

内容は斜め棒銀・5七銀右急戦・棒銀・腰掛け銀。あんまり参考にならないかもしれない。棒銀の△4四歩くらいしか新しい感じはしなかった。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

東大将棋ブックス四間飛車道場 第6巻 最強1二香

四間飛車道場 第6巻 (東大将棋ブックス)
著者 :所司 和晴
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2002-08-01
価格 :¥520(2024/09/01 09:50時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

どういう意味だか判りにくい題名だが、要するに後手四間飛車が急戦に対して△1二香と待つ形を指している。△5四歩も△6四歩も突かずに待つこの形が、さまざまな急戦を成功させにくくしている。
これを破るには……ということで、本書では新鷺宮定跡を扱っている。雑誌などに少しずつではあるが紹介されているので白砂のような怠け者にも変化の端々が伝わってはくるのだが、まとめて解説しているのは本書くらいではないだろうか。
もちろん、『新・鷺宮定跡』にも紹介されてはいるのだが、それからもこの戦法はかなり進化している。その分の隙間を埋める意味でも、本書の意義はあると思われる。
どちらかというと居飛車有利の感覚で書かれている気がするが、東大将棋シリーズはかなり中立な立場でかかれているので振り飛車党にも十分参考になる。

もう少しうまくまとめてくれると初段前後の人でも読みこなせると思うのだが、相変わらず読者を選ぶ本作りをしているので(笑)、しっかり読み込む人でないと理解はできないだろう。級位者は触らない方が無難だ。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

新スーパー四間飛車Ⅱ

新スーパー四間飛車 2
著者 :小林 健二
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1995-04-01
価格 :¥568(2024/09/01 19:34時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

内容は4五歩早掛け・山田定跡・鷺宮定跡と立石流。
当時は立石流関係の著書があまりなかったので、そういう意味では「買い」なのだが、しかしそれにしても変化の底が浅い。なんだか研究した定跡手順と言うより、実際に指した手順の解説という気がした。それって微妙に違うよなぁ。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

最新スーパー四間飛車2 撃破! 居飛車急戦

スーパー四間飛車 2 最新版
著者 :小林 健二
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:1997-05-01
価格 :¥100(2024/09/02 08:05時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

『最新スーパー四間飛車1 急戦! 居飛穴破り』の居飛車穴熊破りに続いて、今度は対急戦。
棒銀、ナナメ棒銀、山田流▲9七角、▲4五歩早仕掛け、玉頭銀というラインナップだが、そんなに新しくなっていない気がするのは何故だろう……?(笑)

相変わらずの商売人ぶりには脱帽する。

作成日:2001.07.20 
四間飛車

明快四間飛車戦法 急戦・持久戦もらくらくさばける

明快四間飛車戦法 (将棋必勝シリーズ)
著者 :鈴木 大介
出版社:創元社
出版日:2001-02-01
価格 :¥1,430(2024/09/02 11:57時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

鈴木大介著。
このページを読んでいる人であれば、どういう本かそれだけで判ると思う。

相変わらずっす(爆)

急戦などはほとんど一本道で「~にて先手よし」。いいんかホントに(笑)。
このシリーズ共通のコンセプトでもあるし、鈴木大介のコンセプトでもあるようだし、それはそれでいいのかもしれない。ただなぁ、まだ若いでしょ。若いうちからそんな「啓蒙活動」にいそしんでどーするよ!? という思いはある。やっぱ、若手(って言えるほどもう若くはないけど)には緻密で深い研究を発表してほしい。

……そんなことはさておき。
本書は、四間飛車をこれから指そうと思っている人にとっては役に立つ本だと思う。本書をざっと読んで、とはいっても精読しようにもあっという間に終わっちゃうだろうけど(笑)、形だけ覚えればそれでいい。まずは「自分がどうすべきか」を覚えるのが先決だからだ。そのあとの小難しい変化は徐々に制覇していけばいいことだ。
そういう「はじめの一歩」にはちょうどいい本だ。よって、有段者は間違っても手を出さないように。1200円はもっと有効に使いなさい(笑)。

作成日:2001.07.20 
四間飛車
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