振り飛車

振り飛車党宣言! 2.三間飛車

振り飛車党宣言 2 (MYCOM将棋文庫 16)
著者 :石川 陽生
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2003-08-01
価格 :¥556(2024/09/01 06:25時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

シリーズ第2弾。今度は三間飛車である。
考えてみると、三間飛車の本というのは少ないのかもしれない。石田流はそこそこあるのだが、純粋三間飛車となると、居飛車側から見た▲4五歩急戦とか、その程度しかないと思う。
本書のまえがきには「プロ間では先手なら三間飛車、後手なら四間飛車を指すという人がいる」とある。ということは、もっと三間飛車に注目してもよさそうなものなのだが……。

内容としてはやはり変化の底が浅い。これはもうシリーズの特徴とも言えるものなので仕方がないだろう。

作成日:2003.08.14 
三間飛車

振り飛車党宣言! 1.四間飛車対急戦

振り飛車党宣言 1 (MYCOM将棋文庫 15)
著者 :小倉 久史
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2003-07-01
価格 :¥230(2024/09/01 09:45時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
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振り飛車党宣言シリーズ第1作。四間飛車急戦を取り上げている。

しかし、いかんせん底が浅い。
棒銀にしろ▲4六銀にしろ、そう簡単に結論が出るわけはないというのは、(居飛車振り飛車にかかわらず)実際に指している人であれば判る話だ。しかし、本書では半分ほどしかスペースを割いていない。あとは実戦譜がズラリと並んでいるだけである。

私はこういう実戦譜をかき集めて「内容が濃いでしょ」という類の棋書は意味がないとすら思っているので、あまり賛成できない。プロやアマ高段者ならいざ知らず、4段程度までの人達が求めているのは「エキスのいっぱい詰まっている実戦譜」ではなく、それを噛み砕いて説明してくれる解説だと思うのだ。
「4段程度まで」というのは、ほとんどのアマチュアに当てはまるものだと思う。高段向けの棋書も結構。しかし、大多数の読者が何を求めているかというのも考えて欲しいと思う。

作成日:2003.07.15 
四間飛車

相振り革命

相振り革命: 相振り飛車の極意 (MYCOM将棋文庫 12)
著者 :杉本 昌隆
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2003-06-01
価格 :¥382(2024/09/01 01:03時点)
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相振り飛車の戦い方を判りやすく解説した本である。特に2、3段くらいの人にはぜひとも読んでほしい。初段以下ではちょっと辛いかもしれない。

超急戦のハメ手三間飛車に始まって、向かい対三間、四間対三間、対穴熊など、基本的な戦形は全て網羅してある。また、対向かい飛車の△7四歩対策についても解説してあり、高段者にもためになる一冊である。

プロではあまり指されることのない相振りだが、竜王戦での藤井の指し手を見てもわかるとおり、実際には相当研究が進んでいるものと思われる。本書はそんなプロの研究の一端が垣間見え、とても勉強になる。

作成日:2003.06.14 
相振り飛車

振り飛車ワールド 第3巻

振り飛車ワールド 第3巻
著者 :毎日コミュニケーションズ
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2003-05-01
価格 :¥277(2024/08/31 15:06時点)
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r3(評価:四段以上)

すっかりおなじみとなったシリーズの第3弾。なんでも第1巻の増刷が決まったそうで、うれしいのはわかるがうるせぇぞ(笑)。

今回はインタビューがカトピンさん(加藤一二三)。
もともと嫌いな人じゃなかったけど、今回のインタビューはよかった。個人的には、これを読めただけでもこの本を買う価値はあった。棒銀戦法に賭ける想い(笑)、勝負に対しての真摯な姿勢など、ひふみんワールド炸裂である。
「居飛車穴熊にすると藤井流(藤井システムとは言わない(笑))をはじめとする急戦を相手にすることになる。そのまま攻められて負かされて何が楽しいんだ」
こんなセリフはなかなか言えない。それに続けて、
「急戦は自分が攻めていく。それで負かされるのは自分が弱いからで、納得がいく」
「棒銀戦法は悪くない。問題なのは自分の実力だ」
など、名言の嵐。とにかく一度読んでみて欲しい。
そして「いい!」と思ったら、ファン投票のつもりで買ってあげてください(笑)。

その他は指定局面対局やらバンカナタン&あじあじのエッセイやらちょっとしたコラム講座や、目次としてはだいぶ固まった感がある。それぞれなかなか面白いので、ヒマつぶしていどに気軽に読めるのはいいと思う。ただし、指定局面対局は前回ほどのインパクトはなかったなぁ……。

どうでもいい話だが、編集に携わっている西村詩さん。これ、「ぽえむ」と読むそうだ。白砂が学生時代にその名を馳せていた学生強豪の一人である。将棋に携わる仕事につけるって、なんかいいなぁ……。

作成日:2003.06.04 
振り飛車全般

振り飛車ワールド 第2巻

振り飛車ワールド 第2巻
著者 :毎日コミュニケーションズ
出版社:(株)マイナビ出版
出版日:2003-03-01
価格 :¥75(2024/09/02 10:09時点)
r1(評価:級位者)
r2(評価:初段~三段)
r3(評価:四段以上)

いかにもごった煮感の強い装丁だが、どうやら直す気はないらしい(笑)。しかし、あとがきで明言するとは強気な……。

構成は前著と同じような感じで、インタビュー、指定局面対局、コラム的講座などがわらわら入っている。
今回の目玉はバンカナたんのコラム指定局面対局で、4六銀戦法に対して振り飛車の新手が紹介されている。4六銀戦法は『世紀末四間飛車』『スーパー四間飛車』など昔の棋書でも取り上げられ「詰みまで研究されている」とまで言われていたものだが、ここへきて新たな展開を見せている。
さわりだけ紹介すると、従来の定跡では△4六歩と叩いて▲同銀△4九飛となっていたが、ここで4九ではなく3九に打つのが研究の一手。以下いろいろ変化はあるのだが、どうも振り飛車がかなり有力らしい。
この変化は、それこそ森安ダルマ流の頃からの形で、どうして今まで気づかなかったんだ! というくらい単純な筋である。もちろん、実際は奥底にある変化の中で「やれる」筋が見つかって復活したのだと思うが、それにしても将棋の奥深さを感じる。

講座の方も相変わらずで、役に立つんだか立たないんだか白砂にはよくわからない(笑)。ただ、流してささっと読めるので、お得な感じはする。インタビューもなかなか味があったが、今度はバンカナたんにインタビューをして、ついでに写真をたくさん載っけてくれると嬉しい(爆)

作成日:2003.05.21 
振り飛車全般
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