その他


 新手年鑑 vol.1
著者名島 朗/著

級位者
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段☆☆
価格1200円 4段以上
感想

 その時までに出た「新手」を、戦形別に分けて解説してくれる本。
 言ってみれば古くなった定跡書の改編集みたいなもので、定跡を勉強する上では参考になった。出版当時は「凄いなぁこれ」と素直に感心できたのだが、さすがにここまで劣化が進むと、定跡補完としての価値も低い。
 それでも、そこそこ変化も書きこまれているし、変態戦法系も紹介されているので、目を通すくらいならしてもいい。また、読み物と割り切ってしまえばそれなりに楽しめる。



 新手年鑑 vol.2
著者名勝又 清和/著

級位者
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段☆☆
価格1,200円 4段以上
感想

『新手年鑑』に続いての出版。まさか続くとは思わなかったが、3が出ていないところをみるとやっぱり企画に無理があったのだろうか?(笑)
 定跡補完としての地位は『これが最前線だ!』の出版により全くなくなってしまったと言っていい。これは、新手が出たその時の臨場感を味わう読み物とすべきなのだろう。
 シリーズ化は難しいかもしれない。雑誌の企画くらいがちょうどいいところなのだろうか。



 入玉大作戦 逃げるが勝ち!
著者名週刊将棋/編

級位者☆☆
出版社名毎日コミニュケーションズ 初段〜3段☆☆☆☆☆
発行年月/価格2003.12/700円 4段以上☆☆☆☆☆
感想

 私は3二金戦法という戦法を指しているのだが、この将棋のコンセプトは「入玉」である。しかし、入玉というのは簡単なようでとても難しい。流れ弾の当たる確率が高いのだから当然である。
 本書は、そんな難しい入玉のテクニックにスポットを当てて書かれている珍書である。元々が「実戦的」な技術なのでウソっぽいところがないわけではないが、読んでいると「将棋は入玉だ」と思ってしまう(すいません、ウソです)。 本書に限らず、この「外伝」シリーズは先に紹介した「伝説」シリーズと同様、アマチュアが最も知りたい、けれども今まで紹介されていなかった様々な手筋が紹介されている。毎コミのそういう編集方針は好ましいと思う。
 最近はやや停滞感があるが、またこれらのシリーズのような良書を世に出して欲しいと思う。

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 羽生善治の強襲の一手100 新人王戦から名人戦・竜王戦勝利へ
著者名森 雞二/著 羽生 善治/監修

級位者
出版社名日本文芸社 初段〜3段
発行年月/価格2002.4/1,400円 4段以上
感想

 

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 羽生善治の入魂の一手100 前人未到の七冠獲得へ
著者名森 雞二/著 羽生 善治/監修

級位者
出版社名日本文芸社 初段〜3段
発行年月/価格2002.4/1,400円 4段以上
感想

 

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 将棋の教え方学び方 指導のプロの実践テクニック
著者名小田切 秀人/著

級位者
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段
発行年月/価格2002.3/1,200円 4段以上
感想

 

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 羽生善治の必殺の一手100 羽生マジック傑作選 五冠獲得と早指しの妙技
著者名森 雞二/著 羽生 善治/監修

級位者
出版社名日本文芸社 初段〜3段☆☆☆☆
発行年月/価格2003.2/1,400円 4段以上☆☆☆☆
感想

 羽生の勝った将棋を集めて、次の一手形式で出題する。題材は、藤井竜王との激戦を制したあの竜王戦を基点として、そこから遡って100局分の将棋である。まぁ最近の将棋と言ってもいいだろう。
 単純な次の一手だけではなく、そこに至るまでの簡単な解説と、巻末には実戦譜が収録されている。羽生の実戦譜集だと思って購入するのもありかもしれない。

 図書館に入荷されたので手にとってみたのだが、はっきり言って難しい。さくさくっと見ただけではあるが、2/3くらいしか判らなかった。
 しかも、解説がかなり不十分。中盤くらいの将棋を題材にして、正解手とそこからはっきり良くなるまでの棋譜を書き、なのに図面が投了図。なんじゃそれは(笑)。図面がない上に手の意味もあんまり説明してくれないので、手順を頭の中で追えない人は盤に並べて確かめるしかない。それか読み流すか(笑)。
 とはいえ、たかが(と敢えて言ってしまう)次の一手に盤駒を引っ張り出してくるとも思えないし、級位者が手順を追えるとは思えないので(頭の中の盤をきちんと動かせたら、初段は確実にあると白砂は思う)、きっと級位者の人は読み飛ばすことになると思う。つまり、この本は「読者を選ぶ」。

 評価の方は、そういうことを考えて上のようになっている。有段者にはお勧めかといえばそんなに強く勧められるものではないが、既存の次の一手よりは遥かに骨がある。

 ただし。
 羽生マジックは、あんまり出てこない(笑)。看板にでっかい偽りあり、だと思う。

(2003.3.13 記)

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 将棋ガイドブック 日本将棋連盟公式
著者名日本将棋連盟開発課/編

級位者☆☆☆☆
出版社名日本将棋連盟 初段〜3段☆☆☆☆
発行年月/価格2003.11/1,400円 4段以上☆☆
感想

 書名に「ガイドブック」とあるが、ルールブック+αといった内容に近い。
 基本的以前やん、という項目まできっちりと解説したルールと、将棋用語集、ちょっとした歴史ガイドやトリビア的な章まで、とりあえず一度は読んでみて損はないと思う。もっとも、あのルールの部分を初心者が読むとは思えないんで、どっちかと言うと細っかいところを突っついたりこねくったりして楽しむ人用だとは思う。まぁ、白砂もそうなんだけどね(笑)。

 勤め先の図書館では、5冊購入して全ての分館に配布した。そういう感じで、辞書的に一冊欲しいな、という本である。学校図書館などに置いてくれると嬉しい。
 将棋連盟に寄付させる、というのはムリなんだろうな……。
 現在の学校図書館の予算はそれはもうお粗末なもので、数十万円しかないところも決して珍しくはない。そんなところで、わざわざこの本を買ってくれるとはとうてい思えない。
 だからこそ、将棋連盟には少し考えて欲しいんだけどなあ……(関係ない話で申し訳ない)。

(2003.12.24 記)

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 お昼休みに解く初段次の一手
著者名毎日コミュニケーションズ/編

級位者☆☆☆☆
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段☆☆☆
発行年月/価格2003.9/1,000円 4段以上
感想

 タイトル通り、次の一手本。
 難易度はさまざまだが、いろんなタイプの問題がある。

 個人的にはこういうものをわざわさ買ってまで読むことはないかなぁ……と思っているのだが(笑)、初段になるくらいまでの人は「常に将棋に接しておく」というのも上達法の一つだと思うので、持っていて損はないかもしれない。
 さらっと読めるので、図書館で借りて2週間で読む(今の図書館は大体貸出期間は2週間のようです)、というのが賢い利用方法かもしれない。

 昔、近代将棋の付録で「ふろ詰(水に濡れても大丈夫な素材で作られた小冊子)」というのがあったが、そんな感じの本を出してくれてもいいかもしれない。

(2003.10.1 記)

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 休日の午後に解く三段次の一手
著者名毎日コミュニケーションズ/編

級位者 
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段 
発行年月/価格2003.11/1,000円 4段以上 
感想

 

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 やまと先生の入門! 将棋教室 すぐに指せる、強くなる!!上達するからおもしろい!!
著者名高橋 和/著

級位者☆☆☆☆
出版社名日本文芸社 初段〜3段☆☆☆
発行年月/価格2003.12/800円 4段以上
感想

 高橋和というアイドルを前面に押し出した将棋入門書。お隣の囲碁の方では梅沢由香里タンの入門書がたくさんあるが、それと同じようなものである。今のところ、将棋界でのビジュアル代表は和ちゃんか中倉@美形でフラットの方(<ごめんなさいごめんなさい)だろうから、こういう本もアリだろう。DVDなら、千葉(碓井)涼子あたりが『毒舌将棋入門 マゾの方用』みたいなのもアリかもしれないが(笑)。

 中身は意外とまともで、駒の動かし方から玉の詰まし方から、基本的なことは習得できる。いくつか定跡も紹介してあるので、ホントにホントの初心者でも、そこそこ形だけは指せるようになるだろう。
 各ページの見出し上には和ちゃんの顔写真がある。いろんな表情のがあるんで、やまとヲタはその写真を見るためだけで買い。そうでなくても、そのためだけに立ち読みするのもいいと思う。

 しっかし、もう人妻なんだよなぁ……。

(2004.1.28 記)

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 眠れない夜に解く四段次の一手
著者名毎日コミュニケーションズ/編

級位者 
出版社名毎日コミュニケーションズ 初段〜3段 
発行年月/価格2003.12/1,000円 4段以上 
感想

 

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