将棋コラム
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変態戦法を指す時の心得 |
Date: 2001-12-02 (Sun) |
白砂が考える変態戦法の一番のメリットは、
相手に普通以上のプレッシャーを与えることができる
ことです。
なので、変態戦法を指す時には、
常にエラそうに指す
のがポイントです(笑)。
真面目な話、変態戦法は指し手そのものがかなり高圧的です(爆)。そんな手を指しながら手つきは○ちゃん(<丸山名人と言え(笑))みたいに静かに、ってんじゃ迫力も何もありません。もちろんそうやって下手に出て、相手の油断を誘うという考え方もあるでしょうが、多くの変態戦法は相手を油断させるよりも相手を萎縮させた方が得だと思います。
これが変態戦法ではなくて奇襲戦法であれば、相手を油断させた方がいいでしょう。相手に真剣に対策を考えられたら、アナのある奇襲戦法はすぐに瓦解してしまいます。変態戦法にはそこまで致命的な欠陥というものはありませんから、油断させて足元をすくうより、相手を萎縮させて手が伸びないようにさせる方がいいわけです。
7七桂戦法の場合は同じ変態戦法の場合でもかなり高圧的な部類に入りますので、加藤一二三九段ばりに駒音高く指すのがいいのではないかと思います(笑)。
もっとも、白砂はどんな将棋でも駒音高く自信たっぷりに指してるんですけどね。
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