相振り飛車のすすめ
■おわりに
えー、ツッコまれる前に自分で言います。
なげぇよ
なんだか1冊の本になってしまいそうな長さだ。去年、30ページ超の原稿を書いて「一度に載せるのはムリですね」と言われたことはなんの教訓にもなっていなかったようだ。まぁ、今回が最後なので許してほしい。
これだけ長いものを書いたのだが、しかし、そのほとんどが高井さんから教えてもらったものである。おそらく7割くらいがそうだと思う。高井さんがこれを読んだら驚くんじゃないだろうか。
しかも、残りの3割はというと棋書からの抜き書きで、なんのことはない自分のオリジナルなんてほとんどありゃしない。いいんかこれで、とも思うが、まとめることそのものにも著作権が認められることだし、努力だけは認めてやって下さい(笑)。
振り飛車党の人は逃げずに、居飛車党の人も格上の人への一発勝負として、ぜひ相振り飛車を指してほしい。きっと将棋が違って見えるはずだ。
現役諸君の、いっそうの活躍を期待しています。
白砂青松
■HP版おわりに
どうだったでしょうか?
すんませんどっかで聞いたようなことある話ばっかりで(爆)。
いや、本当に最近は相振りがブームですよね。
居飛車党が後手番での指し方を求めて参戦しているのと、振り飛車党が積極的に相振り飛車をシステム化しようとしているのが大きいのではないかと思います。しかしそれにしても、まさかタイトル戦なんかで出たりするとは、白砂が現役だった10年前頃には思いもしませんでした(なかったわけではないと思うんですが、寡聞にして知りません)。
昔の知識がベースになっているんで、少し古い部分もあるかもしれませんが、それはご容赦下さい。最初に書いたように、これは最新を追うものではなくって、白砂の持っているものを吐き出しただけですんで。
また、一ヶ所だけ、どうしても気になるところがあったので、そこだけ変更しました。第35図のところで、これ、後手陣が元は三間飛車になってました。▲2六飛の筋で思いっきり潰れているのに「急戦は成功しない」とか書いていたので、さすがにまずいなぁ……と思ってこそっと変更しました。