今度はののたんかい……（爆）。
さて。
第1図は後手が△２二歩と謝ったところ。この歩を打たないと▲３五歩から銀交換して▲２三銀で潰れてしまう。というか、△２二歩以外に指す手がない（笑）。1図は典型的な先手の作戦勝ちである。
白砂だったら第1図で▲３五歩と突くと思う。銀交換して▲３三歩。桂も交換して、▲４五桂で決まり。……と、こんな感じでざあっとしか読まずに指して、意外と攻め切れなくて負けたりするのである（笑）。
第1図からの指し手
▲７七玉△２四角▲４八金△４二角▲８八玉△２三歩▲３五歩（第2図）
プロは慌てない。
後手に指す手がないのを見て取ると、▲７七玉・▲４八金と自陣の整備である。そして▲８八玉とここまで囲って、もういいよというところまで固めてから▲３五歩だ。
第1図と第2図を比べて欲しい。先手玉がどれだけ固くなっていることか。嫌味なところが全くない。これなら玉落ち将棋の感覚で戦える。まだスカスカではあるものの、穴熊みたいなものだ。
第2図から20手ほど進んで、結局後手がサンドバック状態になりそのまま負けた。なお、第1図から終局まで、先手玉に王手は一度もかかっていない。
やっぱ、将棋は「固めてよし」かぁ……。