先日、町田に『激指3』を買いに行った帰りのこと。
白砂夫妻は座っていたのだが、近くの扉の側に、母親と二人の子供が立っていた。
小学校低学年くらいのお兄ちゃんと、幼稚園くらいの妹だ。
はじめはマンガを読んでいたお兄ちゃんだったが、退屈そうにしている妹が、そのお兄ちゃんに話し掛けた。
なんとなく嬉しくってねー(笑)。
あんなちっちゃい子供でも、将棋やってくれるんだぁ……って。
ひょっとすると怪しいおっさんに見られたかもしれないけど、どうにも気になってしょっちゅうそっちの方を見ていた。
電車の中で将棋ってことは、あのお母さんのカバンからマグネット将棋盤かなんか出てきちゃったりして、そいで二人してキャッキャッ言いながら指しちゃったりして、ほんでもってきっと負けちゃうだろう女の子が「あぁもうくやしいからもっかい!」とか言っちゃったりして……
いや「ぱち」ってあーた、クチで言ったってそんな。
だいたい、電車の扉に指を叩きつけてなにを……?
「つぎおにいちゃんのばん」
「はい。ぱち」
「はい」
「だめだよそこのはいっこっきゃうごけないんだから(場所から推定するに▲7六歩)」
「じゃあここ」
「ぱち」
「ななめは?」
「これはね、いち、にぃ、さん、しぃ、ごこうごける(場所から推定するに▲5五角)」
脳内(てきとー)将棋かよ……_| ̄|○
でもまぁ、楽しかった。
こういう子たちがいるうちは、まだまだ将棋は安泰なのかなぁ……って。