一週間、なにをやっていたかと言うと、これなんです。
「柿木将棋の盤面コピーからgif画像を作るプログラム」。
KIFtoGIFというソフトもあるんですけど、成駒が「全」とかになっちゃってるのと、持駒の表記が歩2とかになっちゃうのと、出力図面がちっちゃいという不満があったので使ってませんでした。で、じゃあ作っちゃえと。
少し内部の話をすると、GDライブラリという、GIF画像をいじれるサブプログラムみたいなのがあって、それを内部に組み込んでます。
で、実はCで作ろうと思ったんですが、CのGDをBCB(Borland C++ Builder)に組み込もうとするとどうもうまく行かないんですね。専門的なことを言うとFILE構造体の大きさがMFCとBCBで違うかららしいんですが、じゃあどうしたもんかな……と。
それで、2chのBCBスレに質問したんですが、ソースごと組み込め、という返事しかいただけず、挙句の果てに自演扱いまでされてしまったもので、そこで質問が止まってしまいました。そんなことする余裕ないっつーの、こっちは困ってんだから(笑)
で、しかたなくCで組むのを諦めて、Perlで。GD::PLというライブラリがあったんで、こっちを使いました。
ところが、これまたうまくいかなくて(泣)。
また別の話になっちゃいますけど、GIF圧縮技術は特許問題がからんでて、GDライブラリはしばらくPNG画像に移ってたんですね。けど、最近、16年の7月だったかな、に特許の期限が切れたんで、またGIF画像を扱えるように変更したんです。
ところが。
ActivePerlっつー、Windows上でPerlを動かすための元みたいなソフトがあるんですけど、それについてるGDライブラリは古いんです。文字もフォントを変えて打てないの。なんで、【第○図は▲7七桂まで】とかいう文字は、画像を用意して切り貼りするしかないのね(笑)。
これもいろいろ調べたんだけど、なんだかコンパイルまでしないといけないらしくて、それが良く判んなかったんで結局古いバージョンを使ってプログラムを組みました。
完成した図はとりあえずコラムを読んでいただければ判ります。
【第○図は▲7七桂まで】という文字を中央に来るようにしたり、最後の指し手を太字にしたり、銀桂歩歩歩歩歩とかいう風に「書けるもの」についてはそのまま書けるようにしたり、意外と細かいことができるようになってます。いやぁ大変だった。
というわけで、これからは、コラムはちゃんとした図面がつきます。
実は、以前ここを見てる人からメールをもらって、「コラムは面白いですけど図面がみにくいですね」みたいなことが書いてあったんです。なんで、それじゃいっちょ図面を書くかぁ! というのがそもそものきっかけでした。名前は出しませんが、ありがとうございました。あなたのおかげで、頑張ってみようかぁ……って気になりました(笑)。