1000点は、9000点

 御意見有難う御座います。
 しかし、僕の言うスピードも相対速度のことで、絞りを考えないわけではありません。切る順番としては、孤立した老頭牌、オタ風、自風、三元牌、不要な中張牌、場風、ドラといったところです。
 しかし、基本的にオリは考えません。相手が満貫をテンパっていれば、こちらの1000点は、9000点の価値があると思うからです。
 また、混一、チャンタ、チートイツ、対々は、中張牌をばらまくことになり、これは他家(特に下家)に塩を送っていることになるのではないでしょうか?
 特に、赤ありの麻雀では、クイタンが満貫になり易いのでなおさらです。

 それと、

>基本的に4人でするゲームなので全局全部自分で上がる必要はないんですよ。

 という御意見ですが、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

 再びshiotarさんの発言からスタートです。

 またまた問題発言(失礼)の登場ですが、ここでの要旨は2つです。

1.相手のマンガンを成就させない「のみキック」には、相手のマンガン分も含んだ価値がある。

2.役を極端に狙う場合、その役に関係ない牌を捨てることになる。しかしその牌は往々にして「他家にとっておいしい牌」である。となると無理に役を狙うことは他家にとって利になるので好ましくない。

 なんだかこうやって書いてみると、至極もっともな意見だと思えるのですが……(別にshiotarさんの文章に問題ありと言っているのではありませんので念のため)。

 これについて、まずはshoutamaiさんからの反論。

 (1について)1000点というのは全ての手をさしますよね。これだと極論すればスピードさえ速ければ何でもいく……という解釈もできてしまいます。
「行くか行かぬか」はスピードのみでは決まらないので、ヤバイ牌を押さえて死ぬってことも「前提として」あるということでしょう。私は、相手が満貫をテンパっていても、自分の1000点は1000点だと思います。

 shoutamaiさんの言いたいのは、前回の分も含めてですが、「行く行かないは展開に左右される(展開については後述)ので、なんでもかんでも行くのではない」ということでしょう。
 自分がどんなに髪振り乱して頑張ってみても、互いに最善手を打っているのなら(そうでない場合も)相手の方が早いという場合だってある。そんな時にはいったん守りに入ることで相手のスピードを遅らせ、自分が復活もしくはそのまま共倒れにするという方法もある。一面的に行けばいいわけではない、と、そういうことでしょうね。

 金風さんもこんなコメントを寄せています。

 無理して手役を狙うのは損だ、というご意見ですがこれはまったくそのとおりだと思います。手役を狙うあまり上がりそこなったり振り込んでしまっては意味がないですからね。

 私は、手役が出来そうな時にその為の手作りをする、という考えです。
 スピードが遅くなるとのことですが、極端な話他家より1牌早ければいいわけですから、狙えそうなときには狙っていきたいものです。

「門前で満貫上がるより、鳴いて1000点あがる方が強い」とのご意見ですが私はそうは思いません。狙える手を狙わず安く上がる打ち手を私はまったく強いともうまいとも思いません
 勿論、局面によって安く上がることが必要な時もあります。ですが、場の状況を考慮せずやみくもに安上がりをするのはどうかと思います。

 2については賛成(理由はちょっと違いますが)、1については反対というところでしょうか? 実際、2についてレスした人はほとんどいないので、実質的には1についてのみ話は進んでいきました。

 まずはご当人(随分茶化したような物言いが続きますが、決してそういう意図ではありません。文章上の問題ですのでご容赦下さい)のshiotarさんからの再反論です。

 1000点が9000点の例として、ジュンチャン三色の安目ツモ(白砂注:ジュンチャン三色をテンパイしてダマテンでいたら、安い方をツモってしまった、という意味)の場合があると思います。フリテンリーチに行くかということです。自分だけで見れば、ツモのみかフリテン高目ツモのジュンチャン三色かですけど、この場合、他家にあがられる可能性を考慮して、そのままあがることもあると思います。
 ツモのみは1000点ではなく、他家があがるかもしれない5000点ぐらいを足して、6000点、フリテンリーチの場合は他家の5000点を足して17000点くらいだと思います。
 ちょっと極端ですが、あがると言うことの重要性という点で同じだと思います。

 あと、のようなタンピン三色イーシャンテンで、鳴けるとこが出た時鳴くことが出来る人を、私は強いと思います。
 門前でがんばればハネマンが見えますが、安目であがる事も多く、すぐにテンぱるとは限らないからです。
(安藤満著「麻雀定石」から例を借りました)

 これが「門前で満貫をあがる人より、鳴いて千点あがる人のほうが強い」と思う根拠です。

 ちなみに、5000点くらいという数字に根拠はない、ということです。要するに1000点からマンガン、ハネマンまであるから大体「アガりの平均点」はこんくらいかなぁ……という意味だと思います。他人の大物手を阻止するために、自分の手を安くしてでも早アガリを目指す、これは何千点ものアガリにも匹敵する効果がある(デミさん)ということでしょうね。
 もっとも、デミさん自身はこれに関して懐疑的で、

 私は必ずしもこれは得ではないと考えています。それは早かろうと1000点の手で、高いかもしれない相手に向かっていかなければならないのは割に合わないという考えからです。他人が勝手に8000点アガるより、自分が8000点振り込む方が2倍のダメージがあると考えるからです。

 と言っています。
 この後もまだまだ話は続いていくのですが、いったんここで区切りたいと思います。
 またまた問題発言登場ですので(笑)

 おいこら白砂! もう何がなんだか判んないぞ!! という方は掲示板まで抗議の一報を(ほんとにやんないでね)。