さーて、ここで指摘マン登場。
「4枚形といっても結局や、はただのリャンメン・ペンチャン・カンチャンと変わらないし、かえって愚形になってるじゃないの!」
いやー、確かにとは「端膨れペンチャン」とか「中膨れカンチャン」と呼ばれる通り、不細工なテンパイ形であることは確かなんですが、これらはただのペンチャンやカンチャンと違うところがあります。というのは、
・単騎待ちと解釈できる
のようなリャンメンの場合、一方は単騎待ちと取れるので、ピンフ以外の手のときには2符を付けることができる。・すぐに待ちが変えられる
既に完成した順子を持っているので、1手にして単騎待ちや他の面子にくっつけた多面張に変化させることができる。
というところです。
特に後者はイーシャンテン・リャンシャンテンくらいの手作りの上で重要なポイントになりますので大事にしたいものです。
また、くっつき聴牌を狙うときの種としても有効です。手作り論は本題から外れるのでここで深くは突っ込みませんが、両者の形の違いは多面張論としても重要です。(手作りについては伏土竜さんのところを見てね)(←宣伝ありがとうございます:白砂より)
また、上記のような愚形には、次のような「利点」もあります。
形を発展させるとき、例えば暗刻をくっつけたときの形を比較してみて下さい。
+=
+=
上の形は待ちですが、下の形だと待ちのまま。
順子を付けたときも、
+=
+=
という風に、明らかに「ただのペンチャン」「ただのカンチャン」とは違うことが判るかと思います。
とりあえずはこの辺でやめておきますが、この「刻子や順子をくっつけたときのテンパイ形の発展」は本講座の主題でもありますので、さらにどんどん掘り下げるつもりです。
お楽しみに。