デミリッチの多面張理論

第3章 中級編その4

(4)7枚形のテンパイ(順子系)

 ちょっと横道にそれたかもしれませんが、7枚形のテンパイの話に入りましょう。
 最初に簡単なのから行きます。雀頭固定の順子系です。実は雀頭固定の順子系は1種類しかないのです。

 (待ち)

 これは最もありふれた3面張の基本形「ピアノ待ち」です。もちろん4枚形のリャンメンに順子が並んで付いて発展した形と見なせます。

 続いて雀頭が固定しない場合の順子系テンパイです。これもわりと簡単で、

 (待ち)

 (待ち)

 (待ち)

 (待ち)

 の4種だけです(もちろん前2者の反転形もあります)。
 最後のものはが暗刻のようになっていますが、刻子とは取れない形ですのでやはり順子系のテンパイです。これらもリャンメンまたはノベ単の形に順子が付いて横に発展したものです。順子系のテンパイは必ず1つのスジ待ちになります。

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