一枚の遊び牌もない
というイーシャンテンの手牌を例に取ります。
この手牌でまだメンツが確定していないのはの部分です。この部分が、受け入れによって面子になるか順子になるか、はたまた対子になるかが決まります。
このように、いろいろな受け入れが考えられる手牌を「自在性がある」と表現します。
面子は固定させずに自在性を持たせた方が、受け入れは広く多くなる |
と覚えてください。
ちなみにこの手牌の受け入れ枚数は、の8種28枚です。
しかし、をに変えると、つまり手牌が、
となると、一つの面子として固定されていたが自在性を持つようになるため、さらに受け入れ枚数が増えます。具体的には、受け入れにが増えて計14種38枚にもなります。
面子を固定させ自在性を失わせると、受け入れ枚数を増やすことができません。面子を固定させる必要があるのは、
のように、受け入れを増やすことで役を逃すことになる時だけです(ちなみにこの手牌では、234のサンショクを確定させるためにを捨てるのが、正しい手筋です)。
同様に、雀頭も固定させる必要はありません。
雀頭を固定させる必要があるのは、
雀頭がドラの場合 |
の2つだけです。