本項はごく当たり前の事実について確認するものです。みなさんにとっても簡単なものかもしれません。
しかし、実戦の場面では不思議とこういうことまで考えられないものです。ここで改めて確認して、実戦に生かして下さい。
ここで言う「得」とは、ターツ(メンツのたまご。両面とかペンチャンとか)の種類ごとの話です。
両面>シャンポン>カンチャン>ペンチャン
これがターツの有利な順です。
いわゆる入門書に書いてあることと違う部分も多いので、ここで改めて説明します。
まず、両面(など)については説明の必要はないですね。
他のターツに比べて、待ちの数があきらかに違います。よって、これは絶対に残しは確定。もちろん、3メンチャンがあったらそっちを残して下さいね。
例えば、
とあったら、切っていくのはかのどちらか。は絶対に切らないでね。ま、切る人はいないか(笑)。
次はシャンポン(など)とカンチャン(など)の問題。
入門書や「伏土竜の麻雀戦術論」にも(←宣伝(笑))、シャンポンとカンチャンの優劣については「場合によって」という表現で説明されます。はっきり言って、そんなに差がないんですね。
でも、場をいちいち見られなーい! と言う人のために本講座はあるわけです。
なので、ここははっきりと白砂大明神が明言します(なんか大道芸人みたいだ(笑))。
シャンポンとカンチャンは、シャンポンの勝ちです。
安心して(?)カンチャンを叩っ切って下さい。
例えば、こんな手牌では、
を叩っ切ることになるわけです。
切り順は端っこから。つまり、この場合はから切ります。うまくいけばが来て両面になるかもしれませんからね。
で、両面になったら両面>シャンポンですから、今度はシャンポンを叩っ切って下さい。
とにかくこの順に切っていけばいいんですから、打牌は非常に簡単に、速くなる筈です。
こんな手牌だったら、
切るのはなんですか?
ノータイムでと答えられたでしょうか?
大体判りましたね。では、質問タイムに行きましょう。
「同じのが2つあったらどうするんですかぁ」
いい質問ですねー。
……さて、次の方は……?
じゃなくて(笑)。
好きな方を切って下さい。
全く条件は同じですので、自分の右手に近い方からでも切って下さい。迷うくらいなら叩っ切れ、です。
そういうところできちんと考える(待ち牌の数を数えるとかね)ことが強くなる秘訣であることは確かなんですが、失敗して強くなることもまた必要です(ホントかぁ?)。
安心して叩っ切って下さい。
では次。
「チャンタでもペンチャン切るんですかぁ?」
さて、そろそろ時間のようですね。
それでは次項へどうぞ……。