小技提供者 miya1210さん
ちっと初級編でーす。
いい手ですねー。
この手牌で、オーラス満貫以上でトップです。
で、をポンしたとしまーす。
重なれー重なれーなどと考えて、を切ってませんかー?
いけません、いけません、をポンして、すぐを切りましょーう。
ちょっと麻雀ができる人なら、
「ああ、すぐ切ってるからこれはないな」
と、普段絞り気味の人も早々とを切ってきまーす。
を切らなかったら出てこなかった牌が鳴けるわけでーす。
同じように、オーラスアガリトップの状況でこの牌姿。
やっぱりが鳴けたら切りでーす。
逆にこんなことも言えまーす。
自分が捌き手(白砂注:そんなに高くない速攻手のこと)でをポンしましたー。もも持ってませーん。
このとき、自分がやを引いても、自分から切るようなことがあってはいけませーん。
もし自分がを切れば、相手にはどころかも楽に打たれてしまいまーす。
自分がを絞れば、相手にはもも切りにくくさせることができまーす。
小技提供者 miya1210さん
ドラ
おおっ! 跳満聴牌で待ち!! 待ち牌の数は13枚!!!
ほとんど和了は決まったようなもんですねー。
ここになんとを引いてきましたー。
「ふんっ、こんなものー」
とツモ切ってませんかー?
いけません、いけません。これはカンの一手でーす。
……は冗談で、
打としましょーう。ノータイムですよー?
ドラ
待ちで、5面張の待ち牌16枚になりまーす。
もう一つ!
の清一でーす。
待ちで、待ちの枚数は11枚でーす。
ここにを引いてきましたー。
何を切りますかー?
ここはノータイムでを切りましょーう。
待ちの11枚でーす。
「なんだー枚数変わらんじゃないかー」
なんて言わないでくださーい。
以外で和了すれば必ず一通がついて跳満になりまーす。
これらのことは、突然手に来ても考えるのが大変でーす。
普段から覚えておけば月に一回くらいはやはり役に立ちまーす。
小技提供者 miya1210さん
東場南家でーす。ドラはありませーん。
待ちの2600聴牌ですねー。
おおっと上家からがこぼれてきました。
「ロン!」
などと喜んで倒してませんか?
いけません、いけません。
発声が違います。
「チー」
と言って打としましょーう。
で満貫になりまーす。
巡目が早ければこんなこともアリでーす。
こうやって書くと、
「そんな仕掛けでを打つ人いるのかなー?」
なんて思われるかもしれませんが、現実は結構和了れまーす。
でも、巡目が深ければ無理しちゃだめでーす(笑)。
小技提供者 goldwindさん
ノーテン罰符狙いで形テンを取った終盤、ツモは残り1〜2回。
こんな手のときに上家がを捨ててきました。は安全牌とします。
アガれないからといってスルーしてはいけません。チーして安全牌のを捨てましょう。
そうすれば次に危険牌を引いてもを切って形テンを維持できます。
小技提供者 miya1210さん
手の内にの搭子があります。
他に索子で染めてる者がいます。
どうしてもを落とさねばならないとき、どっちから切りますかー?
「どっちでもいいじゃーん」
などと考えてる人、いけません、いけません。
対面・上家が染めてたら→
下家が染めてたら→
の順番で落としまーす。
なぜか?
対面・上家がを持っててのポンテンなら、→の順序で落とせば放銃はしませーん。
また、下家がと持ってる場合、→の順序で切ると喜んで両方食われまーす。→の順序だったらは食われないかもしれませーん。
対面・上家が染めてたら「内から」、下家が染めてたら「外から」切ることにしましょーう。
応用ですが、
誰かが染めてる場合、自分が「その色の数牌と何か字牌」をどうしても切らねばならないときは、当然数牌から切りまーす。たとえそれがドラでもでーす。
字牌→数牌の順序だと、字牌はポンされて両面で当たることがありまーす。
小技提供者 miya1210さん
オーラスでーす。
北家トップと6000点差の2着目の西家でーす。
7巡目にこんな聴牌でーす。ドラはありませーん。
「よーし一通聴牌だー。えーと、6000点差だからー、高めをツモるか、直撃だなー。
他の二人から出たらどうしよー、そんときゃ、裏乗せよう、よしよし。
かどっち切ろうかなー?」
などと考えてませんかー?
いけません、いけません。
ここは、切りのリーチでーす。
えータンヤオの2600にしてどうすんのーなんて言わないように。
待ちにして、ツモれば1300・2600ですね。トップと6500点差詰まりますので裏など必要無くトップでーす。
どうしても一通の3面張の形に目を奪われがちですが、これでは待ちがひとつしか無いのと同じですねー。
形にとらわれず、点棒状況に応じた牌姿にしましょうねー。
小技提供者 miya1210さん
敵がこういうイーシャンテンでーす。
彼は、をチーすれば打で待ち、をポンすれば、打で待ちですねー。
この形、麻雀のメカニズム上、非常によくなる形でーす。
門前で手を作る場合は好牌先打で先に両面の形を決めがちですが、食い仕掛けをしてる者は、門前のときよりは次の仕掛けを入れやすいので(つまり、上の例が門前だと先に両面を決めがちだし、食い仕掛けは通常は入れない)、いっぱいいっぱいの形に受ける為に雀頭候補は二つできるわけでーす。
それで、上の例だと、
をチーして最後の手出しがだと待ち
をポンして最後の手出しがだと待ち
になりまーす。
つまり、「最後の手出し牌」に着目すれば、「チーテンはソバテンあり、ポンテンはソバテンなし」ということが言えまーす。
現実の麻雀でも、自分や他人が打つのをよーく見て下さーい。
こういう状況は非常によく確認できまーす。
確かに例外はきりがないんですが、この形が非常に多いことは断言できまーす。
小技提供者 Demilichさん
絶好の手が入りました。
5順目、ここでが出たのでポン。何を切る?
ここまで来たら小四喜を狙わなきゃ男(or女)じゃないよね。小四喜なら数牌のアタマはいらないからって、を切る人が多いですが、ここは落としです。
数牌で1メンツ作るには有効牌は
or切り:の10枚
切り:の16枚
で切りがよさそうに見えるのですが、
ここでをポン(またはツモ)するとどっちかの両面を切ることになります。
他方、こちらではの形が依然残ります。だとポンテンも可能だしね。ということで2巡後の受けを考えると落としの方が得になります(異論あるかもね)。
もう一丁。
緑一色チャーンス! ここにが出てポンは当然として何を切りますか? とりあえず危険そうなを切って引きを待ちますか? いえいえ、ここは切りの一手です。なぜなら、
だったらをチーして(アガらないでくれ!)切りとできますが、
ですと喰い変えになってしまうのでをチーできなくなります。
もちろんポン、ポンなどでフリテンは覚悟ですしバレバレにもなりますが、役満手だったら強引にでも行きたいもんです。
小技提供者 miya1210さん
これから述べることは、反論もあるかもしれませーん。しかし、こういう打ち方もあるってことでやってみるのもいいでしょーう。
引き和了りこそが麻雀だー、と思ってる人は利用しないでいいでーす。
オーラス和了りトップとしまーす。
5巡目でこんな感じでーす。
とっととを切ってしまいましょう。
早い程いいですよー?
最終的にの形になっても和了り易いし、絞り気味の上家から鳴くのも容易になりますねー。
こういうリーチもいいですねー。
を切ってカン待ちでーす。
では、こんなのはどうでしょーう?
を切れば待ちでーす。そしてで一通ですねー?
わざとを切ってリーチしてみましょーう。
を切ってのリーチだと、は止められる可能性がありますよね? 普通、の形なら引っ張りますから。
でも、この形なら、逆には止められた方がいいんでーす。
どうしても、で和了りたいじゃないですか。
切りリーチなら、は止まっても、は止まりませーん。
赤祝儀が高いルールならやめましょーう(笑)。
小技提供者 Demilichさん
相手から早いリーチがかかりました。
このとき、自分の手も良く追っかけたい状態です。
ツモ
こんなときに、端だからといって何となくを切って勝負してませんか? いいえ、ここは切りで勝負です。
何故かといえば、が通っている以上、両面に当たる危険性はもも同じです。カンチャンでも可能性は同じですが、リーチを掛ける側としては、
だったら手替わりを待つまでもないとして即リーするだろうけど(後引っかけになるかもしれないし)、
だったら出にくそうだから、また両面になりそうだからちょっと回してみようかと思うものです。というよりもこの状態なら普通を先切りしないですね。
シャンポンでも同じで、
とを比べてみてね。
ということで、よもやのカンに振り込む可能性が大きい分だけ、切りの方が少し有利です。それでもカンに振り込んだら...運が悪かったと思って下さい。同様に、が切られている場合にはよりの方が危険と考えます。
もちろん赤入りだとかがドラの場合は話は別です。