平和リーチは有効な戦術か?

 また、蒸し返してすみませんが、白砂さんところが更新してたもんで。

 ピンフのみのリーチについては肯定派の人の意見が書いてあって、

1000→2000の1000点アップのためにりー棒を出すのは割に合わん、という説に対し、裏ドラの権利が付くので必ずしも1000点アップとはいえず、十分価値があるのではないか

 というものなんですが、皆さんどうですか?

 私としては、東場の平たい局面であれば一応満貫級を目標にするので、そのような手作りは基本的にせず、ピンフのみのリーチをすることもあまりないです。よくてツモと裏1の1300/2600がせいぜいなので、あまりやりたいとは思いません。
 伏土竜さんのいう「2飜でリーチ」理論に近いものです。

 まあ、早い時期に出来てしまったらリーチでもいいか、という気持ちはありますが中盤以降ならばムリをせず、1000点を運良くもらうか、先行されれば下りるという感じでしょうか。

 デミさんの投稿です。
 ほんとにいつも気を使ってもらってすいません。
 あ、

あと原稿(笑)

 冗談はおいといて(冗談なんかい(笑))、これの大元ははしけんさんの意見ですね。詳しくはここをもう一度見てもらうとして、さて、皆さんはどう考えたんでしょうか?

 真っ先にレスしてくれたのはmiresisuさん。この方もご新規さんです(笑)

 こういうリーチは捨て牌重視でいくかな。

 とりあえずドラや三色等の気配を捨て牌に見せていかにも高い役と見せかけ、リーチ!
 とにかく相手を下ろします。
 まぁ親あたりが高そうな役作って降りる気配がないようなら慎重にいきますが……

 あとリーチかけるなら8順目〜12順目あたりですね、
 それより前だと降りてもらえないし、12順目以降だとリーチ棒の無駄になる可能性が・・・
 自分が上がることはこの場合二の次です。

 おやつさんの説に近い感じですかね(実は同一人物だったりして(笑)←ばかたれ)。
 高い手に見せかけてリーチをかけ、相手を降ろす。元々自分は高い手ではないので、相手に高い手をアガらせなければよし、テンパイ料をもらえればなおよしという考え方でしょう。
 しかし……。

 私は次の点で反対しました。

 リーチに対して降りてくれるというのにはちょっと反対。これは伏土竜に賛成するんですが、リーチに降りてくれるレベルであればラクなもんです(ちょっと暴言系)。

 自分が今いくらの点数が欲しくて、またいくらまでなら失ってもよくて、そういう点数の把握がきちっとできれていれば「リーチがかかったから降りる」ことはしないと思います。自分にとって点数が必要なら行く、さほどでもないのならそもそも攻めにいかないという風に。

 まぁ、実際には私もリーチに対して降りたりしますので(<をい)、ずーっとこんな打ち方ができるわけではありません。
 なので、jhbさんが言うように、

 これはちょっとおかしいのでは。
 リーチが掛かっているかそうでないかで打ち方を変えるのは当然のことで、みんなやっていることです。
 やや観念的な机上の話のような気がします。

 大差のトップ目ならそうするとも思いますが、それでも一応は場を蹴る目的で上がりに向かうのではないでしょうか。

 という話もそれなりに説得力があるかと思います。

 それでも、私は点数が欲しい時にはリーチがかかっていようと向かっていきます。逆にちょっと浮いてる時とか、「点数は欲しいけどそれほどでもない」時はリーチには降りかもしれません。
 逆に言うなら、普段の私はダマテンにはそれほど気を使っていない……ということなのかもしれません。でも、強い打ち手はきっちりダマテンにも気を使いますから、リーチをかけていようとかけていまいと、テンパイ気配が入ったら「対テンパイ」の打ち筋をすると考えます。私だって、雀荘「白砂」でなければそうします(笑)。

 要するに、このリーチの話で私が言いたいのは、

対リーチと対テンパイは(それが読めれば)同一であり、強い人は(それが読めるから)リーチがかからなくても対テンパイの打ち方をする。だからリーチそのものは別に問題ではない

 ということなんです。

 強い人は対テンパイの時点できっちり降りなり向かうなりの判断をする。決して「リーチがかかった」から対テンパイ(=対リーチ)の行動を取るわけではない……ということです。

 これはこれで暴論かもしんないけど……(汗)


 もう一つ、miresisuさんの意見も紹介しないといけませんね。

>リーチに降りてくれるレベルであればラクなもんです

 それはリーチのかけ方の内容によると思います。
 自分の捨て牌にさえ気を使えば、ピンフのみリーチで降ろすのはそう難しいことでもありませんよ。

>自分が今いくらの点数が欲しくて、またいくらまでなら失ってもよくて、そういう点数の把握がきちっとできれていれば「リーチがかかった「から」降りる」ことはしないと思います。

「いくらまでなら失ってもよくて」のところが重要だと思います。ここを読み誤ませるリーチをかけるんですよ。

 3900や5200までは許せても満貫は許せないとしましょう。
 こういう時に、例えばドラが上の数牌なら下の数牌を切って見せて上の三色に見せかけ、中盤でリーチをかけます。
 これだけで相手は三色を警戒するし、そうでなくともリーチ・ピンフ・ドラ1は想定させることができます。ピンフ系なら裏ドラ1は乗りやすい分、十分満貫に見せかけられると思います。

 要約すると、河をうまく細工すればブラフをかますことができるので平和リーチで相手を降ろすことは十分に可能、ということだと思います。jhbさんが「どんなリーチでも(とまで言うと極端ですが)相手は打ち方を変える」と言うのに対し、miresisuさんは「うまくやれば降ろすことは可能だ」という論調です。似ているようですが若干違います。

 で、jhbさんの話は平和というよりもリーチ全般についての話になっちゃうんで、ここから先は新たに「リーチ」という項目を設け、そこで行うことにします(ごめんなさい、まだ作ってません)。
 miresisuさんの話は、長くなっちゃうので次回に(笑)。