先程まで、何気なく1枚形とか4枚形と書きましたが、ここではどういう意味か補足しておきます。
「n枚形のテンパイ形」とは、
テンパイしている手牌の全体から、出来上がっている面子を取り除いた残りのn枚だけで待ちが決定できる |
ということです。あるいは、
そのn枚以外のメンツを全部鳴いたとしても待ちは変わらない |
と言った方がわかりやすいでしょう。
具体的に例をあげましょう。例えば、
は何枚形の待ちでしょうか? 待ちはですが、
としても同じのリャンメン待ちです。だからこれは「4枚形」のテンパイ形だといえます(役が無いぞなんて言わないでね)。
別の例では、
はどうでしょうか?
は待ちが消えますから、先の定義に矛盾しますので「1枚形のテンパイ形」とはいえませんね。
となると、
当然、こうなりますので結局これも4枚形のテンパイ形ということになります。
細かい補足をひとつ。
定義を見れば判ると思いますが、2枚形や5枚形のテンパイというのはありません。メンツを取り除いていって2枚や5枚が残ることがないからです。テンパイ形の枚数は1・4・7・10と13枚だけです。
「こんなのどうでもええやろー」と思われるかもしれませんが、何枚形という言い方をこれからも頻繁に使いますので、敢えてここで決めさせていただきました。
さらに複雑な場合の判断については後章の「その2」で説明します。