デミリッチの多面張理論

第3章 中級編その7

(7)最小化できる7枚形の聴牌

 ややこしいですがその他として、一見7枚形に見えるけど、実はもっと最小化できるものの例を書いておきます。要は見かけ倒しです。


 (待ち)

 イーペー含みの形ですが、を取り除いたが最小形になります。最小化するとカンの待ちが消えますが、待ちはそのままです。


 (待ち)

 4枚持ちがあっても待ちが良くならない例です。忘れていいです。
 見かけは待ちがあるのですが、全部使い切っていて単騎と同じ結果になります。最小化すれば待ちで、しかもが無いというものです。


 (待ち)

 最小化の例で出てきた形です。順子を1つ取ればただのリャンメンかノベ単になります。


 (待ち)

 見た目は派手ですが愚形の1つです。最小化すればというただのリャンメンになります。待ち牌8枚のうち5枚も手に持っています。


(8)ペンチャンを含む待ちについて

 今までの例は、全部中張牌を使って示してきましたので、ペンチャン待ち含みは1つもありませんでした。今までの聴牌形を端に寄せればペンチャン含みになる場合がほとんどですので、試してみて下さい。例えば、

 (待ち)

 を動かせば、

 (待ち)

 となり、ペン含みの手となります。また自動的に1つ待ちが減ります。

 ペンチャンを含む待ちについては複雑になるので、ここで1つ1つは書かないことにします。

(白砂注:上記に関連して、基本編の(3)では「リャンメンとペンチャンは同じ」ということを解説しています。それを読むともっと理解が深まると思います)

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