効率編その1の最後は、少し実践的な話をしましょう。
前章までで述べた牌の使用効率に従って、翻牌以外の字牌・翻牌・1と9・・・と捨てて手牌を進行させて行ったとしましょう。その場合、手牌に対子が複数以上できることがあります。この場合の考え方について解説します。
このような場合には、実は原則的な考え方があります。
それは、
手牌には、対子は2つしか要らない |
です。もちろん原則的には、ですが。
ですから、手牌に対子が3つ以上ある場合は、3つあるトイツのどれか一つを捨ててしまって下さい。
例えば、
という手牌であれば、対子は2つの原則に則ってを切るのが正解になります(でないのは、タンヤオの可能性を考えているからです)。
このような手牌では、やを刻子にするよりも、や、を順子にする方が効率がよいからです。
この原則の例外は、対子手の場合、つまりトイトイや七対子を狙う場合です。説明は必要ありませんね。
どんな場合にトイトイや七対子を狙うと有効かは、効率編その3・役の効率で解説します。