伏土竜の麻雀戦術論

効率編その5 ドラの効率

付録の章 赤牌入りの麻雀の戦い方

 赤牌入りの麻雀では、効率編で解説するさまざまな知識の上に、それとは全く異なる独特の戦い方が必要です。
 現在首都圏での赤牌はを中心にを入れているところが多いので(四国九州では3を中心にして入っています)、各2枚ずつ計6枚の赤牌が入っているルールでの戦い方を解説します。 

ポイント1 どんな手牌からでも、一旦はアガリを目指す

 赤牌入りの麻雀ではドラが計10枚もあるので、どんなにバラバラの手牌であっても簡単に満貫・跳満クラスになります
 アガリを放棄して守備をしてもツモアガリされた場合の支出も大きいので、どんな手牌からでも一旦はアガリを目指してください。 

ポイント2 アガリが狙えないなら全力でオリる

 まずはじめは、ポイント1に従って頑張ってみて下さい。けれども、10巡目くらいの中盤になってもアガリが狙えないようなら、そこでその局でのアガリは完全に諦めて、残る巡は全力でオリてください
 満貫をツモアガリされての2000点の出費は覚悟し、下手にアガリに対して色気を起こしてそれ以上の出費にならないようにしましょう。

ポイント3 主体役はリーチ・翻牌・タンヤオの3つだけ

 簡単に高い手になる以上、速度の遅さは致命傷になります。
 そこで、よほど材料がそろっていない限り他の主体役は考えないでください。
 特に、チャンタ系は赤牌を全く使えないので、狙う価値は全くありません

ポイント4 5を待ちにする

 5が常時ドラである以上、25待ちや58待ちはもちろんのこと、5と何かのシャンポン待ち・5のタンキ待ち・5のカンチャン待ちなど、5を待ちに含むようにしましょう。
 赤牌入りの麻雀で一番恐いのは、赤牌を引いてきてそれを自分でうまく使えないことです。
 そんなことにならないために、どの色でも5をうまく組み込めるようにあらかじめ準備しておきましょう。

 まあ、こんなところが赤牌入りの麻雀の戦い方の基本でしょう。
 もっと詳しく知りたい方は、筆者まで(白砂注:といっても伏土竜には連絡のしようがないので、白砂までどうぞ。責任を持って中継します)

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