白砂青松の麻雀を打とう!

第1章 速く切るコツ

第2項 とりあえず字牌から切る

 よく言われていることなのですが、やはりこれが一番効果的です。

 第1打から悩む。
 よほどのことがない限り、そんな必要はありません。迷うくらいなら叩っ切って下さい

 具体例をいくつか挙げて説明しましょう。

 この手牌であれば、切る牌はのうちのどれかです。
 どれでも構いません。

 この手牌ではのうちのどれかです。
 もちろんどれでも構いません。

 これはのうちのどれかを切って下さい。
 もちろんどれでも構いません。

「ほんとですかぁ〜」

 ほんとです。
 ホンイツになろうと国士を逃そうと、それはそれでいいんです。
 もちろん、「国士を狙えそうだ」と気づいたのであれば、それでも字牌を切れとは言いません。例えば上の手牌ではを切っても構いません。
 しかし、次項で説明しますが、実際の場面では理牌(牌を判りやすく並べ替える)をすることなしに切ってほしいのです。
 理牌をしないでも「あ、これは国士だ」とか「ホンイツになりそうだぞ」などが判れば問題ありません。そんな高度なことでなくても、字牌のドラに気づいたから切りたくないでもいいです。とにかく、それに気づいたら気づいたなりの打ち方をして下さい。
 しかし、気づかない、もしくは気づいたけど打ち方が判らないというのであれば、悪いことは言いません、ここで述べた通りにまずは字牌を叩っ切って下さい。

 これを実行するだけで、格段に他の人のストレスは消えます。さぁ始めるぞと意気込んでいる時に出鼻をくじかれるというのは想像以上にストレスが溜まりますから。
 まずはぜひ、実行して下さい。


「字牌がない場合はどうするんですかぁ〜」

 いーい質問ですねぇ(笑)。

その時は考えても構いません。

 その時に何を切ればいいかは、自分の良心の範囲内で(笑)ゆっくり考えて構いません。
 問題は、(字牌を切れば簡単にコトが済むのに)長々と考えてしまうことなのです。それが守られていて、考えないと切れない場合には考えても構わないんです。

 それでも、「できればちゃんと考えたいなぁ〜」「迷っちゃって……」と思う人は、次章の「迷った時のコツ」を参照して下さい。

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